新しい生活にも少し慣れてきた。東京から遠く離れ、田舎での生活……麗子は、不満そうな感じもなく、むしろ楽しそうに暮らしている。倉の中を探索したり、古い神社仏閣を巡ったりしながら日々は、麗子にとっては本当に楽しいようだ。
そして、生理の日を除き、子作りにもいそしんだ。ただ、こればかりはほんとに相性があるのか、なかなか受精には至らない。そして、夜這い部屋に入ることも続いている。考えれば考えるほど、異常な淫習だ。週に2日も入らなければいけない……多すぎると思う。それほど、その時の当主は切羽詰まっていたのだろうか? もっと良い形があったはずだと思うが、今さらどうすることも出来ない。
カテゴリー別アーカイブ: ・好奇心の強い妻と、狂った淫習の続く一族
好奇心の強い妻と、狂った淫習の続く一族3(オリジナル 転載不可)9/24
白無垢姿の麗子は、とても美しかった。今どきというか、一般的にはウェディングドレスを着ることが多いと思う。でも、当然のように和装での結婚式……田島家の伝統に則った結婚式だ。麗子の親族や友人達は、この結婚式の規模の大きさに驚いていた。ふと、麗子はご両親に夜這いのことは話したのだろうか? と、疑問を感じた。でも、すぐにそんな話が出来るはずがないだろうなと思った。
麗子は、この結婚式をとても喜んでいる。もともと大正ロマンが好きな彼女なので、和装の結婚式はむしろ望んだ形だと言える。日頃から和装をしている彼女なので、所作も含めてとてもしっくりきている。本当に美しくて、見とれてしまうほどだ。
好奇心の強い妻と、狂った淫習の続く一族2(オリジナル 転載不可)8/23
「うぅっ」
麗子が、明らかに痛そうなリアクションをした。眉間にシワが寄っていて、どう見ても痛みを感じている。思わず動きを止めて、大丈夫? と聞くと、
「平気だよ。思ったよりも、全然痛くない」
と、笑顔で答えた。初体験の痛みすら、好奇心の対象になっているみたいな雰囲気だ。その言葉に安心して、根元まで挿入した。包み込まれる感覚と、絡みついてくる感触。でも、正直想像していたセックスよりも、感触は薄い。
「裕也さん、愛してる」
熱っぽい目で見つめてくる彼女。僕は、すぐに彼女にキスをした。舌を絡ませながら、腰の動きをスタートする。快感が走るが、やっぱり思っていたのとは違った。もっと、強烈に気持ちいいものだと思っていた。正直、手でしごいた方が気持ちいいと思ってしまう。
好奇心の強い妻と、狂った淫習の続く一族(オリジナル 転載不可)8/21
妻の麗子とは、大学の時に出会った。僕は、長野の山奥から東京に出て、右も左もわからないままあっという間に1年が経とうとしていた。サークル活動や、飲み会、バイト、そういった物とは無縁だった僕は、学校と書店と自宅を行き来するだけのような日々を送っていた。
1年も経つと、さすがに色々慣れてきた。秋葉原や神田の古書店に行ったりするようにもなったし、外食する場所も増えた。始めの頃は自炊をしていたが、近所の個人経営の小さな定食屋さんに行くようになり、最近では住んでいるマンションの近くの商店街の色々なお店にも行くようになった。