「うぅっ」
麗子が、明らかに痛そうなリアクションをした。眉間にシワが寄っていて、どう見ても痛みを感じている。思わず動きを止めて、大丈夫? と聞くと、
「平気だよ。思ったよりも、全然痛くない」
と、笑顔で答えた。初体験の痛みすら、好奇心の対象になっているみたいな雰囲気だ。その言葉に安心して、根元まで挿入した。包み込まれる感覚と、絡みついてくる感触。でも、正直想像していたセックスよりも、感触は薄い。
「裕也さん、愛してる」
熱っぽい目で見つめてくる彼女。僕は、すぐに彼女にキスをした。舌を絡ませながら、腰の動きをスタートする。快感が走るが、やっぱり思っていたのとは違った。もっと、強烈に気持ちいいものだと思っていた。正直、手でしごいた方が気持ちいいと思ってしまう。
「んっ、うぅっ、んっ、気持ちいいよ」
麗子が、思っていなかったことを口にする。処女膜が破れて、その痛みで快感どころではないと思っていた。思わず、痛くないの? と聞いてしまった。
「もう、平気だよ。少し痛みもあるけど、気持ちいいよ」
麗子は、少し恥ずかしそうだ。いきなり感じてしまっていることに、羞恥を感じているのだろうか?
「ゴメンね……初めてなのに感じちゃって……淫乱みたいだよね?」
麗子は、本当に恥ずかしそうだ。でも、その恥じらう姿に興奮するし、麗子を感じさせることが出来ていることに、嬉しい気持ちになる。そのまま腰を動かし続けた。なかなか上手く動かせないが、それでも少しずつ慣れてきた。でも、やっぱり快感が薄い。もっと、強烈な快感があると思っていた。
「あっ、うっ、うぅっ、声出る、出ちゃう、気持ちいいの」
麗子は、本当に気持ちよさそうだ。さっきのクリトリスを責めている時と、同じくらいの快感を感じているように見える。そして、腰を動かしながら彼女の乳首を舐め始めた。
「うぅあっ、アンッ、乳首も気持ちいぃ」
麗子は、明らかに快感が増したリアクションだ。麗子を感じさせることが、本当に嬉しい。男としてのプライドが満たされるような感覚もある。
「か、噛んで……軽く噛んで」
麗子は、顔を真っ赤にしながらおねだりをする。言われるままに甘噛みしながら腰を動かすと、麗子のリアクションはさらに高まる。本当に気持ちよさそうで、幸せそうな顔を見せてくれる。僕は、夢中で乳首を舐めながら腰を動かし続けた。
悩ましいあえぎ声……女性のあえぎ声は、脳に直接響くように感じる。もっと感じさせたい……そんな気持ちで、クリトリスも触り始めた。
「ヒィッ、うぅあっ、アンッ、気持ちいいっ。裕也さん、好きっ、大好きっ」
快感が増すと、僕への愛情も増すのだろうか? 何度も好きとか愛していると言ってくれる。僕も、何度も好きだとか愛していると言いながら腰を動かし続ける。指に触れるクリトリスの感触は、さっきよりも固くなっているように感じる。
初めてのセックスなので、クリトリスを触りながら腰を動かすのは難しい。ついつい、どちらかの動きになってしまう。それでも、麗子は強い快感を感じてくれている。
「イ、イク、イキそう、裕也さん、キスしてっ」
麗子は、追い詰められたような声で叫ぶ。すぐにキスをすると、しがみつくように抱きついてくる彼女……激しく舌が絡みついてきて、僕の限界も一気に来た。キスをしながらスパートをかける。腰の動かし方もかなりわかってきた。そして、キスをしながら射精を始めると、麗子はさらに激しく舌を絡ませてくる。
キスをしながらの射精……最高の気持ちになった。麗子をずっと大切にしたい……そんな気持ちになれた。
「ゴメンね……最初からイクなんて、おかしいよね。エッチでごめんなさい」
麗子は、いきなり感じてしまったことに、強い戸惑いと羞恥を感じている。でも、僕は彼女を抱きしめながら、感じてくれて嬉しかったと伝えた。
「……裕也さんはどうだった? 思っていたのと違った? それとも、思っていた以上に気持ちよかった?」
はにかんだように聞いてくる彼女。僕は、少しだけウソをついた。思っていた以上に気持ちよくて感動したと伝える。
「フフ、良かった。私もだよ。こんなに気持ちいいって、思ってもいなかったよ」
麗子は、恥じらいながら言う。そして、乳首をいじってきた。指で触られるだけで、強い快感が走る。思わずうめくと、
「気持ちいい? 男の人も、乳首気持ちいいの?」
麗子は、また好奇心が増した顔になっている。僕は、正直に気持ちいいと伝えた。
「もっと気持ちよくなって」
麗子は、そう言って乳首を舐めてくれる。驚いてしまった。乳首を舐められると言うことが、こんなにも気持ちいいなんて想像もしていなかった。
「固くなるんだね。女と一緒だね」
麗子は、好奇心いっぱいの顔で乳首を責め続ける。射精して敏感になっているせいか、すごく気持ちいい。上目遣いで見つめてくる彼女。眼鏡が知的な雰囲気を醸し出している。初めて会った時、まさかこんな関係になるなんて夢にも思っていなかった。
「こっちもするね……まず外すね」
麗子は、コンドームを外してきた。それだけの刺激でも、うめくほど気持ちいい。女性の柔らかい指は、とにかく気持ちいいんだなと思った。
「こんなにいっぱい出たんだね。自分でする時も、こんなに出るの?」
麗子は、また好奇心いっぱいの顔になっている。初体験を終えたばかりのムードも感動も消えたようで、少し寂しいと思ってしまう。でも、麗子らしいなと安心する気持ちもある。麗子は、乳首を舐めながら手でしごいてくれる。驚くほどの快感が走る。ついさっき初めて経験したセックスよりも、快感だけを取れば大きいと思える。思わずうめいてしまった。
「気持ちいい? フフ、すごいね。もう固くなってきたよ」
麗子は、僕のものがすっかりと復活したことに驚いている。そして、無邪気に嬉しそうだ。なんか、思っていた初体験とはかなり違う。正直、もっとムードとか感動が大きいと思っていた。でも、麗子らしいなと思ってしまう。
「気持ちいい? 噛んでも良い?」
麗子は、やっぱり好奇心いっぱいの顔で聞いてくる。僕がうなずくと、甘噛みを始めた。痛い……と言うほどではない。でも、正直快感は変わらない。麗子は噛まれると感じていたが、僕にはその性質はないみたいだ。
「……上になってみてもいい?」
麗子は、顔が真っ赤になっている。まさか、まだするつもりとは思っていなかった。でも、すっかりと復活しているし、興奮もしている。僕がうなずくと、麗子はコンドームを付け始めてくれた。
「あれ? これが表? 裏?」
向きがわからなくて、戸惑う彼女。そんな仕草もとても可愛いと思う。そして、装着が始まる。さっきよりも、滑らかになった。明らかに上手になっている。あっさりと装着が終わると、麗子がまたがってきた。顔が真っ赤で、本当に恥ずかしそうだ。それでも、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「うぅっ、あぁ、固い……」
麗子は、快感に声が漏れる。そして、ペタンと腰が下まで降りた。やっぱり、思っていたような感触ではない。それでも気持ちいいし、麗子と繋がっていることに感動してしまう。
「痛かったら、言ってね」
麗子は、そんなことを言いながら腰を動かし始めた。男女逆転したような状況……でも、麗子の腰の動きもぎこちない。
「意外と……難しいんだね」
上手く腰が動かせなくて、戸惑いを見せる麗子。でも、そんな動きでも快感は感じる。麗子は、色々試しているような動きだ。徐々に滑らかになってきている。
「あっ、んっ、ここ……気持ちいい」
麗子は、膣中に当たる角度を色々試している。オタク気質が、初体験なのに出てしまっている。麗子は、色々試しながら腰を動かし続ける。そして、気持ちいいところがわかってきたようだ。
「あっ、んっ、アンッ、気持ちいい。ゴメンね、最初からこんなに感じちゃって……はしたないよね」
麗子は、恥ずかしさと申し訳なさが入り混じったような顔だ。
「気持ちいい? 感じてる?」
麗子は、快感にあえぎながら聞いてくる。もちろん気持ちいいと答えたが、麗子は乳首を舐め始めてくれた。僕のことも感じさせたい……そんな気持ちが見える。嬉しいし、幸せな気持ちになるが、ますますイメージしていた初体験と乖離していく。
僕の乳首を舐めながら、腰を動かし続ける彼女。確かに、どう見ても淫乱に見えてしまう。でも、ぎこちない動きと恥ずかしそうな顔を見ていると愛おしい気持ちが膨らむ。
「固くなってきた。出る? イク? 私もイク、一緒にっ」
麗子は、そう言ってキスをしてきた。キスをしながら腰を動かし続ける麗子。僕は、夢中で舌を絡ませる。そして、堪えきれずに射精を始めると、麗子も身体を震わせて果てた。
「はしたなくてごめんなさい……でも、気持ちよかった……愛してる」
麗子は、恥じらいながらじゃれついてくる。幸せな時間だ。こんなにも幸せな気持ちになれるなんて、想像以上だ。ただ、セックスそのものは少し期待外れな部分もあった。もちろん気持ちよかった。でも、摩擦が少ないというか、思ったよりも刺激が薄かった。
そして、初体験が終わると、ますます麗子との仲は深まっていった。セックスも色々なことをした。麗子が研究熱心だったせいもあり、お互いの気持ちいいところを研究し尽くした。僕は乳首を舐められながら手でされることが一番気持ちよく、麗子は僕の上で腰を振りながら僕にクリトリスをいじられ、自分で自分の乳首を触ることが一番気持ちいいと言う結論に行き着いた。
正直、麗子はセックスの時にかなり乱れるようになった。まるで人が変わったようにあえぎ、腰を激しく動かすようになった。僕の上で腰を振りながら、自分で両乳首を刺激する姿は、どこから見てもド淫乱という感じになってしまった。でも、その姿を僕だけが知っていると思うと、優越感も感じた。
数年が経過すると、結婚を意識するようになった。二人とも東京で就職し、仕事にも慣れてきた。僕の職場は、実家のツテというか取引先の会社で、お客さんみたいな扱いをされている。正直、普通に扱われたいと思ったが、ずっとこんな人生だった。そんな中で、麗子との時間は幸せだった。もう、すぐにでも結婚したいと思っていた。そんな日々の中、意を決して麗子に告白を始めた。田島家に伝わっている淫習を。
それは、当主の妻は血液型が当主と同じ男の夜這いを断れないというものだ。あまりにもおかしな話だが、田島家繁栄のために、色々な種で子をなすという趣旨だったそうだ。豪農だった田島家。江戸時代後期に、生まれてくる跡継ぎがことごとく障害持ちで、短命だった時があったそうだ。一族が絶えるかもしれない……そんな危機感から、当時の当主は狂ったことを言い始めた。
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