「さゆりちゃん、ダメだよ、こんな……申し訳ないです」
佐藤は、本当に動揺しているし、申し訳ないと思っているようだ。さゆりの勤めているマッサージは、もちろん風俗店ではない。ただ、ランキング制を導入していて、キャバクラのようなシステムに近いものはある。佐藤は、明らかに動揺している。恐らく、性的なサービスをまったく想定していなかったようなリアクションだ。
佐藤は、剥き出しになったペニスを手で覆うようにして隠そうとしている。本当に恥ずかしそうで、申し訳なさそうだ。
「隠さなくて平気です。ウブな女の子じゃないですから」
さゆりは、どこか興奮しているような雰囲気がある。
「いや、でも……お恥ずかしい」
佐藤は、遙かに年下のさゆりに恐縮しきりだ。さゆりは、優しく彼の手をどかせる。すると、いきり立ったものがあらわになる。それは、年齢を感じさせないほどに元気に隆起していて、サイズも大きい。ただ、規格外の超巨根という感じではなく、標準よりは大きめという印象だ。
それよりも目を引くのは、反り上がったような形状だ。普通は真っ直ぐに近い形をしていると思うが、バナナを思わせるほどに上向きに反り上がっている。
「反ってますね。こんなの初めて見ました」
さゆりも、その形状に驚いている。無理もないと思う。反り返りすぎて、ヘソのあたりに先端が触れているほどだ。
「いやはや、お恥ずかしい」
佐藤は、さらに恐縮する。間違いなく、人柄は良いのだと思う。画面越しでも、それが伝わってきそうだ。
「これで、女の人たくさん泣かせてきたんじゃないですか?」
さゆりが、からかうように言う。佐藤は、そんなことはないと言って恥ずかしそうにしている。すると、さゆりが直接彼のペニスを握り始めた。
「固い! カチカチですね。元気いっぱいだ」
「それは……さゆりちゃんが握ってるから」
佐藤が、恥ずかしそうに答えた。
「じゃあ、ほぐしますね。こんなにカチカチじゃ、身体に悪いですから」
さゆりが、まるで普通のマッサージでもするような口ぶりで言っている。そして、本当に手を動かして上下にしごくようにし始めた。
「あぁ、さゆりちゃん……ダメだ……本当に」
佐藤は、まだそんなことを言っている。真面目としか言えない。
「リラックスしててください」
さゆりは、そんな風に声をかけながらしごき続ける。こうやって、スペシャルサービスは始まるんだなと思った。恐らく、さゆりは佐藤のことを気に入っていると思う。佐藤も同じく、さゆりのことをかなり気に入っているはずだ。こうなるのは、時間の問題だったのかもしれない。
「本当に元気……ここだけ、10代の男の子みたいですね」
さゆりは、そんな風に褒める。お世辞とかを言っているというよりは、本心でそう思っているような雰囲気だ。
「あぁ、さゆりちゃん……気持ちいいよ」
佐藤は、申し訳なさそうに声を漏らす。本当に気持ちよさそうだ。
「痛くないですか?」
さゆりは、力加減を聞いている。丁寧に、心を込めて手での奉仕を続けていく。親子ほどの年齢差がありそうな二人が、こんな事をしている……俺は、衝撃を受けつつもやっぱり興奮してしまう。そして、さっき中断したオナニーを再開してしまった。さゆりが浮気まがいのことをしているのに、こんなにも興奮してしまうことが不思議で仕方ない。
「全然痛くないよ。その……射精してしまいそう……」
佐藤は、まだ迷いが見える。このままサービスを受け続けて良いのだろうか? 射精までするのはマズいのだろうか? そんな葛藤だ。やっぱり、真面目な性格の男性なんだと思う。
「いつでも良いですよ。いっぱい出してスッキリしてください」
さゆりは、そんなことを言いながら、彼の乳首を指で触り始めた。
「うぅっ、あぁ、さゆりちゃん……気持ちいい……」
佐藤は、快感にあらがえなくなってきている。当然だと思う。男性なら、射精が近づいてくると理性も失われる。
「もっと気持ち良くなってください。佐藤さんが気持ちいいと、私も嬉しいです」
さゆりは、優しい口調で言いながらしごき続ける。その手の動きは、やっぱりどう見ても滑らかだ。まるで、風俗嬢のようになってしまった。俺がこんな身体になったばかりに、さゆりにとんでもないことをさせてしまっている。罪悪感が膨らむのを感じる。さゆりがこんな事をしていても、怒りよりも罪悪感が強い。でも、それを上回るほどの興奮も感じてしまっている……。
「すごい……もっと固くなった。佐藤さん、本当に若々しいです」
さゆりは、そんなことを言いながら手コキを続ける。そして、指で刺激していた乳首を、舌で舐め始めた。
「うぅっ!」
快感のあまり、うめき後を上げる佐藤。本当に気持ちよさそうだ。そして、さゆりの手コキはさらに早く激しくなっていく。佐藤は、うめくような声を上げっぱなしになってきた。もう、射精が近い……そんな状況だ。
「さ、さゆりちゃん、出る、うぅっ、あぁ……」
佐藤は、申し訳なさそうに射精を始めた。それは、やっぱり年齢を感じさせない力強い射精だった。垂直に打ち上がった精液は、佐藤の頭の高さを超えて打ち上がる。
「キャッ、フフ、すご~い」
さゆりは、あまりの勢いにあっけに取られている。そして、吹き出すようにして笑った。笑ってしまうくらいに、射精が長い。やり過ぎのフェイクAVのように、信じられないくらいの量が射出され続けている。
「えっ、えっ、まだ出てる!」
さゆりは、本当に驚いた顔に変わった。さゆりの手は、精液でドロドロだ。ねっとりとまとわりつくように、白いものが付着している
「も、申し訳ない……年甲斐もなく……」
佐藤は、射精で冷静になったのか、慌てて謝る。本当に慌てていて、妙に可愛らしい。
「フフ、平気です。気持ち良かったですか?」
さゆりが、優しく微笑む。
「気持ち良かったよ……でも、平気なの? こんなことして、お店に怒られない?」
佐藤は、さゆりのことを心配している。本当に、ここまで良い人は少ないと思う。
「大丈夫ですよ。ナイショにしますから」
さゆりが、手についた精液をタオルでぬぐいながら言う。
「そ、そっか、そうだよね。安心したよ。でも、本当に申し訳ない。年甲斐もなくあんなことになってしまって……」
佐藤は、まだ謝っている。
「そんなことないですよ。素敵です。固くて、反ってて、男らしいって思いました」
さゆりも、まったく嫌がっている気配はない。むしろ、楽しんでいるような態度をしている。
「本当にありがとう。今日は、いつも以上にスッキリしたよ。また来るね」
佐藤は、お礼を言いながら着替えていく。
「ありがとうございます。次は、ちゃんとマッサージしますね」
「あ、あぁ……よろしくね」
佐藤は、少し口ごもる。
「時間余ったら、またしますね」
さゆりがそう言うと、佐藤は恥ずかしそうにうなずいた。佐藤が出ていくと、さゆりは片付けを始めた。どうやら、今日は終わりのようだ。すると、スマホを操作し始めた。近づいてくる彼女に、一瞬慌ててしまった。そして、スマホを操作する彼女の顔が写る。変な感覚だ。さゆりは、ニコニコと楽しそうに何か操作をしている。
俺は、その画面を見ることにした。操作している画面まで見ることが出来る……恐ろしいなと思ってしまうし、ここまでしていいのだろうかと罪悪感ももたげる。さゆりは、スマホで鬼塚とメッセージのやりとりをしていた。このあと、お茶をするそうだ。例の温泉旅行の打ち合わせをするようだ。
そして、また音声だけになった。店を出る挨拶や、明日のことなんかをお店の人と話している。そして、無音になった。移動しているのだろうか? ガサガサという音や、たまにクラクションのような音が入る。いったい、俺は何をしているのだろう? こんな事をしているヒマがあったら、仕事を探すべきだ。情けなくなってくる。
「お待たせしました」
突然さゆりの声が鮮明に響く。集中して聞いていたので、ビクッとしてしまった。
「俺も、いま来たところだよ。私服姿も、可愛らしいね」
鬼塚は、店での態度よりもさらに馴れ馴れしい。
「そんなことないですよ。私なんて、もうおばちゃんですもん」
「いやいや、本当に可愛いと思うよ。俺も、もう初老だしね」
楽しそうに会話を続ける二人。恐らく、車での移動が始まった。さゆりが、他の男の車に乗っている……それだけでも、呼吸が苦しくなるくらいに動揺してしまう。もう、何度となくこんな風に彼の車に乗っているのだろうか? 動画で見た二人のセックスは、本当に愛情を感じさせるものだった。お店での特別サービスという感じではなく、不倫セックスのような感じだった。
俺は、捨てられるのだろうか? でも、そうなったとしても、さゆりのことを責めることなんて出来ない。俺は、勃起したペニスをさらけ出したままの情けない姿で、画面を見つめるだけの状態だ……。
「さ、さゆりちゃん、どうしたの?」
鬼塚の、慌てた声が響く。
「だって、鬼塚さん、ずっともっこりしてるんだもん」
「いや、ゴメン。だって、太ももが……」
「フフ、鬼塚さん太ももフェチですもんね。わざと見せてるんです」
「あれ? 見てるのバレてた?」
「バレバレです。フフ、本当に固い。お茶じゃなくて、二人きりになれるところに行きたいな……」
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