「あっ、お帰りなさい! お疲れ様」
渚は、いつもどおりの笑顔で出迎えてくれた。息子も、本当に嬉しそうにはしゃいでいる。一瞬、全ては夢だったのではないか? そんな気持ちになった。美しい妻と、可愛い息子。何一つ不満のない幸せな家庭だと思う。今までの私なら、何も気がつかず、感じることもなくただ幸せだと思ったはずだ。
でも、今の私は気がついてしまっている。渚は、発情したような雰囲気を醸し出している。一見普通にしているが、潤んだような目とトロンととろけたような口元。その表情を見ているだけで、ついつい勃起してしまいそうだ。
私は、とりあえず部屋着に着替えて息子と遊び始めた。電車のオモチャが最近のお気に入りで、色々な組み合わせで連結し、グルグルとレールの上を走らせては目を輝かせている。息子と遊ぶのは、本当に楽しい。ずっとこのままの時間が流れて欲しいと思う。
チラチラと渚を観察すると、普通に夕食を準備している。でも、時折動きが止まって目を閉じているときがある。どう見ても、性的な快感を感じているような雰囲気だ。本当に、昼間にあんなことをしたのだろうか? 6人との輪姦プレイ。黒人もいたし、中村にまで抱かれてしまった。
今は、母親の顔と妻の顔を見せている。動画の中の淫乱でセックス狂いの顔は、上手く隠していると思う。動画の中の渚は、本当に酷かった。ただただ快楽を追い求めていた。
可愛らしい淡いピンクのエプロンを身にまとい、夕食を作り続ける渚。そして、準備が出来た。
「美味しい?」
穏やかな笑みを浮かべて聞いてくる彼女。でも、その膣にも腸内にも、他人の精液が満たされている……。酷い裏切りをされているのに、私はやっぱり興奮してしまっている。もう、寝取られ性癖という事は否定しようがない。
私は、色々な感情が交錯しながらも、美味しいと答えた。
「良かった。いっぱい食べてね」
渚は嬉しそうだ。こうやって見ていると、渚は綺麗になった気がする。もともと小柄なわりに胸は大きかったが、より大きさが強調されているように感じる。もしかしたら、少し痩せたのかもしれない。あれだけハードなセックスをしていたら、引き締まってもおかしくないかもしれない。
息子は、おいちいと言いながらグラタンを食べている。食べるは上手になってきているが、それでもやっぱり口の周りはドロドロだし、色々こぼしている。そんな事も可愛いなと思ってしまう。渚は、どうして不倫をしたのだろう? 何に不満があって中井に身体を許したのだろう?
中井は、かなり年上だし男前という感じでもない。セックスが良く、ペニスが大きい……それだけのことで、身も心も奪われるものだろうか? それとも、あのクスリのせい? 合法な物と言っていたが、それも本当かわからない。
色々なことを考えながらも、食事が終わった。それは、やっぱり楽しい物だった。この状況で楽しいと思える私も、やっぱりどこかおかしくなっているような気がする。
いつものように、息子を風呂に入れて寝かしつけた。少しして、渚も寝室に入ってくる。もう、見た瞬間にセックスをするつもりだとわかるくらいに、顔がとろけている。と言うよりも、卑猥な雰囲気だ。
「あなた……疲れてる?」
そんなことを言いながら、ベッドに入ってくる彼女。フェロモンが漂ってくるような淫靡な雰囲気だ。私がそんな事はないよと答えると、渚はすぐに抱きついてキスをしてきた。荒い息遣いで、私の口内をかき回す彼女……。いくらなんでも、最初から興奮しすぎだ。
もしかして、まだクスリが効いている? でも、あれからもうけっこうな時間が経過しているはずだ。私も舌を絡ませると、渚はすごく嬉しそうな顔で舌を使ってくる。この仕草を見ていると、私への愛情は消えていないと感じる。中井に対して愛の言葉を口にしているので、正直かなり心配だ。捨てられてしまうかも……そんな危機感も感じている。
渚は、キスをしながら股間をまさぐってきた。すでに完全に勃起しているペニスを掴み、
「固い……あなた、欲しいです」
と、焦れた顔で言う彼女。お互いにすぐに服を脱いでいき、全裸になった。やっぱり、どう見てもウェストが細く引き締まったように見えるし、やっぱりヘアは短く切りそろえられている。私は、すぐにコンドームをつけようとした。
「あなた、そのまま来て。我慢できないの……」
はにかみながらおねだりをする彼女。本当に恥ずかしそうで、間接照明の明かりでも、顔が赤くなっているのがなんとなくわかる。まるで、別人格だ。淫乱なセックス狂いの顔は、どこにも見えない。
私が覆い被さるように上になると、スッと脚を開脚して挿入を待つ彼女……。ペニスを掴んで膣口に押しつけるが、すでにドロドロに濡れてしまっている。溢れた蜜と、もしかしたら他人の精液……でも、まだ臭いは感じない。動画の中で乱れに乱れていた彼女を思い出しながら、腰を突き入れた。
「うぅっ、あなた、愛してる」
軽くうめきながら、抱きついてくる彼女。膣は、ビックリするくらいに熱い。そして、痛みを感じるくらいに強烈に締め付けてくる。出産をして、日々巨根とセックスを繰り返しているのに、不自然なほどの締まり具合だ。少しでも早く射精させようとしているのだと思う。
それでも夢中で腰を動かした。少しでも渚を感じさせたい一心で、最初から激しく動かした。
「あっ、アンッ、気持ち良い。あなた、声出ちゃう……キス……」
恥ずかしそうにあえぎ、キスをねだる彼女。すぐにキスをすると、舌をねじ込んできた。不思議な感覚だ。渚は、それほど強い快感は感じていないと思う。でも、異常なくらいに興奮している。
すると、微妙に精液の臭いが漂ってきた。おそらく、体内の精液が溢れてきたのだと思う。それと同時に、膣の締まりがさらに増した。そればかりか、渚は身体を窮屈そうに折り曲げながら、私の乳首を舐め始めた。強い快感にうめきながら腰を動かし続けるが、昼間に射精しているので少しは長持ちだ。そして、少し意地悪な気持ちも湧いているので、射精しないように頑張って腰を振り続けた。
さらに精液の臭いが強くなってくる。そして、膣の締まりは痛いくらいだ。それでも必死で射精を堪えるように腰を振っていると、微妙に渚も腰を動かしてきた。あまりにもはしたない態度だ。そして、限界が来た。
「イッてっ、あなた、私もイクっ、一緒にっ」
渚は、切なげな顔で叫ぶ。他人の精液の臭いに包まれながら、大量の精液を吐き出してしまった……。
「うぅあぁ、あなた、愛してる。気持ち良かったよ」
渚は、うっとりとした顔で言う。本当に気持ちよさそうだが、どうしても自分の動きで感じさせられたとは思えない。渚は、他人の精液を膣に溢れさせたまま私とセックスをするといういう行為に、快感を感じたのだと思う。
私の腕枕で、甘えたようにじゃれてくる彼女……。愛情を感じるし、愛しているという気持ちが大きくなる。でも、渚の体内には他人の精液がいっぱいだと思うと、裏切られたと思う気持ちが大きくなる。それにしても、あの動画を見ていなかったら、渚のことを少しも疑っていなかったと思う。それくらい、渚はいつもどおりだし、私への愛情を感じさせる態度だ。
「気持ち良かった?」
渚は、はにかみながら聞いてくる。動画の中の彼女とのギャップが大きすぎて、戸惑ってしまう。それでも私は、気持ち良かったと答えた。
「良かった……疲れてるのにゴメンね、そろそろ、二人目考える?」
渚は、幸せそうな顔で言う。そう言えば、避妊はどうなっているのだろう? 中井との会話で、ピルを飲んでいると言っていたと思う。当然、あんな乱交をしているので、継続して飲んでいるはずだ。でも、急に二人目のことを話し始めたことに、不安を感じてしまう。
私は、そろそろ良いかもねと答えた。でも、頭の中は中井と子作りをする渚のイメージでいっぱいだ。動画を利用して、離婚したり中井に制裁を加えるべきなんだと思う。でも、どうしても渚のことを嫌いになれない……。
不安を感じながらも、何も行動に移さずに日々生活をした。中井のSNSは、毎日のように確認している。中村が参加した時の動画も1分程度にまとめられてアップされているし、渚が中井に奉仕をする動画も日々アップされ続ける。
こうやって確認すると、驚くほどたくさん二人はセックスをしている。ほとんど毎日ではないか? そんな風に思ってしまうくらいに、頻繁に会っているようだ。そんな中、衝撃的な動画がアップされた。
ベッドの上で、M字開脚のようにして脚を拡げている渚。顔には薄いモザイクがかかっているので、ぱっと見は渚とわかりづらい。でも、私の目には渚だとすぐにわかる。渚は、膣を拡げている。驚いたことに、この動画には顔以外はモザイクがかかっていない。
渚の膣周りが丸見え状態だ。比較的、色素は薄い陰唇。肥大もそれほどではない。これだけ見ると、清楚な感じもするくらいだ。でも、包皮から剥き出しになったクリトリスは、明らかに肥大しているように見える。小指の先ほどありそうなクリトリス……包皮はずる剥けだ。
最近は、渚に請われてすぐに挿入していたので、クリトリスの変化に気がついていなかった。まさか、ここまで変化しているとは思っていなかった。そして、こんな動画をネットに上げてしまっていることに危機感を感じる。
「ピル飲むのやめた人妻マンコに、無責任に中出しして孕ませてください。ちゃんと、夫の子として産みます」
渚は、声を震わせながら言う。興奮しすぎて、そのままオルガズムに達しそうな口調だ。動画はそこで終わっていて、渚を妊娠させる男を募集する書き込みがある。条件として、血液型が書いてある。それは、私が妊娠させたことに矛盾しない血液型だった……。
本気だろうか? まさかの募集だ。すると、中村から連絡があった。話を聞くと、中井から連絡があったそうだ。血液型とペニスの形状で、孕ませプレイに参加して欲しいとの事だ……。
「さすがに、とめろよ。中井のことも、訴えないと」
中村は、怒っている口調だ。中井の暴走に、本気で怒っているようだ。友人として、嬉しいと思った。でも、私は参加して欲しいと告げた。絶句する彼に、ピルはちゃんと飲んでいるみたいだから安心してくれと伝えた。あくまで、SNSで話題にするためにあんなことを言っているだけだと告げた。
「そ、そっか、そりゃそうか。まんまと騙されたよ。でも、良いのか? いくら動画を撮って欲しいからって、俺が嫁さん抱くのはイヤじゃないのか?」
心配そうな彼に、大丈夫だから動画をお願いすると伝えた。
「それはかまわないけど……本当に良いのか? アイツの物になっちゃうぞ」
中村は、本当に心配してくれている。それなのに、私は撮影をお願いしてしまっている……寝取られ性癖が、どんどん悪くなっているのを実感する。それに、渚がピルを飲み続けているというのは口から出任せだ。そもそも、渚がピルを飲んでいるところや痕跡を見たことすらない。
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