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幼馴染みにフェラの練習させてと言われた(オリジナル 転載禁止)


僕には、小学2年の頃からの幼馴染みがいる。僕は今でも、涼子が引っ越してきた日のことを鮮明に覚えている。

昼にトラックが僕の家の前に止まり、沢山の人が荷物を持って行き交う中、自分の体くらいある大きなぬいぐるみを抱きかかえた涼子が、ニコニコした顔で立っていた。
2年生の時のことなので、細かいことは記憶も薄らいでしまっているが、一目で心を奪われたことだけは一生忘れないと思う。

その日から、僕の楽しい時間が始まった。
母親同士も、たまたまテニスという共通の趣味があり、歳も同じだったことも相まって、家族ぐるみの付き合いが始まった。

夏は一緒にキャンプにいき、バーベキューをしたりした。とにかくいつも一緒にいた。
夏祭り、花火、プール、縁日、動物園、遊園地、書き上げたらキリがない。

少し引っ込み思案で、いつもママの影に隠れているような涼子だったけど、僕には遠慮がなく、たまにはケンカもした。でも、そんな二人を母親達は、夫婦げんかしているとか言ってからかったりした。

自転車に2人乗りで、どこまでも続く坂道を必死で漕いでいたのが、つい昨日のことのように思える。
僕は、出会ったその日から涼子のことが好きだった。涼子も、僕のことを好きでいてくれているはずだと思っている。
でも、僕は好きと言う気持ちを伝えることが出来ずに、気がつくともう高校3年だった。

高校に入ると、涼子とは仲が悪くなったわけではないが、以前ほどはべったりではなくなっていた。本音は、僕はいつも一緒にいたかったんだけど、周りの冷やかしなんかもあって、意地を張っていたのだと思う。

学校終わり、本屋に寄り道をしようと思って歩いていると、
『お〜い、待ってよぉ〜!』
と、涼子の声がした。僕は、すぐに笑顔で振り返りたかったが、思春期特有の変な意地で、聞こえないフリをして歩き続けた。

『ちょっとぉ〜! マー君待ってよぉ〜!』
涼子の声が近づいてくる。なんか、懐かしくて泣きそうだった。小学生の頃なんかは、遊びに行ったりすると、いつも僕はどんどん先に歩いて行っていた。その背中を追いかけて、”マー君待ってよぉ〜”と、涼子がいつも追いかけてきた。

僕は、懐かしさいっぱいで振り返り、
「なんだよ、声デカいって」
と言うと、
『じゃあ、すぐ止まってよ! いじわる!』
少し頬を膨らませてすねたように言う涼子。
本当に涼子は、美しい女になったと思う。出会った頃、小学生の頃は、可愛いという感じだった。
人形みたいな可愛らしさで、天使みたいだった。

髙2になった涼子は、目鼻立ちのクッキリした美人になっていた。黙っていると、”いたしません”と言うのが口癖の女性外科医にそっくりだと思う。

でも、ニコッと笑うと、一気に童顔になる。黙っているとクールな美人なのが、笑うと可愛らしい美少女になるので、本当にギャップでドキドキする。
「どうした? 珍しいじゃん」
僕は、少しドギマギしながらそう言った。こんな風に、学校の外で声をかけられたのは久しぶりだ。

『ねぇ、この後時間ある? ちょっと相談したいことがあるんだけど』
珍しく真顔でそんな事を言う涼子。
「なんだよ、相談って? 金ならね〜ぞ」
内心、相談を持ちかけられて嬉しいと思いながらも、そんな憎まれ口を叩いてしまう。
『知ってるw マー君にお金の相談なんてするわけないじゃん。これからウチ来れる?』
「ウチって、隣じゃんw」
『あぁ、そっかw』
「じゃあ、コンビニ寄って行こうか?」
『うん! ごちそうさまです』
「おごらねーよ」
『ケチw』
ニコニコと、本当に楽しそうに笑う涼子。僕は、素直になれない自分が悲しかった。
何度告白しようと思ったことか……でも、勇気がもてない……。

涼子は、最近目に見えて綺麗になった。もともと綺麗だったんだけど、最近垢抜けたというか、髪型やメイクも含めてより綺麗になったと思う。
涼子がキラキラ光って見えて、まぶしいと思うくらいだ。

本当は、毎日一緒に手を繋いで帰るような関係になりたい。多分、付き合おうと言えば涼子はOKと言ってくれると思う。本当に、優柔不断というか、弱気な自分が嫌になる。

涼子となら、コンビニでの買い物ですら楽しい。
『マー君、大変! チョコかかってるっ! えびせんにチョコかかっちゃったw』
本気で驚いたように言いながら、かっぱえびせんのチョコがけコラボを僕に見せてくる涼子。無邪気で可愛いと思う。
「こんなの食べてたら、太るぞw」
冷やかす僕に、
『そうなんだよね〜。最近ちょっとヤバいかも。ほら、ここもこんなにキツキツになっちゃってる』
涼子はそう言いながら、胸を張るようにしておっぱいを強調してくる。確かに制服に収まった涼子の胸は、凄く主張している。
涼子は口ではああ言ったが、全然太っていない。逆に、痩せている方だと思う。女子特有の、”わたし太ってる”アピールだと思うが、全然太くない。でも、胸は確かにちょっとヤバい感じだ。そう言えば、涼子の母親も巨乳だ。涼子にそっくりな母親は、さすがに涼子よりは少し肉付きが良いが、スリムで巨乳だ。ずっとテニスをやっているからか、とても若々しくて、涼子と一緒にいると姉妹に見える。

そんな風に、胸を突き出してくる涼子に、
「ホントだw ちょっと力入れると、ビリビリって服破れるんじゃんw」
と言ってからかう僕。
どうして、”全然ヤバくないよ。凄くスタイル良いと思うよ”と、言えないんだろう……。

『うっさいw もう、ムカついたから、マー君お会計だよ!』
と、少しふくれたフリをしながら、どんどんかごにお菓子を突っ込む涼子。その仕草が、愛おしくて仕方ない。

「ちょっ! 買いすぎ! しゅうりょ〜う!」
と言いながら、レジに逃げるように向かう僕。そして、店員さんがバーコードを当ててる最中に、さらにこそっとかごに”ぷっちょ”を突っ込む涼子。子供か! と思いながらも、顔がにやけてしまう。

結局本当に僕がお会計をして、また涼子と歩き出した。
『一緒にコンビニ行くの、久しぶりだったね』
涼子がニコニコしながら言ってくる。僕の記憶だと、半年ぶりくらいだと思う。小学生、中学生の頃は毎日のように一緒に行っていた気がする。

「そうだな。でも、買いすぎだって。重いよ」
『半分手伝ってあげる!』
涼子はそう言うと、ビニールの持つところを片方持った。大きなコンビニ袋を、二人で並んで持って歩く。何となく、手を繋いで歩いているような気持ちになり、嬉しかった。

そして涼子の家に着く。と言っても、ウチのすぐ隣だ。
家に上がると、まだ誰もいなかった。
「お母さんテニス?」
『そうだよ。夕方まで帰ってこないかな?』
そんな事を言う涼子。一気に胸がドキドキした。二人きり……。
久しぶりのこのシチュエーションに、変に緊張してしまう。そして、涼子の部屋に入る。女の子の部屋って、なんで良い匂いがするんだろう? なんていうことを考えながら、床に座った。
窓際には、ボロボロのデカいぬいぐるみが置いてある。引っ越してきたとき、抱えていたヤツだ。それを見ると、一気に昔の思い出がよみがえってくる。
そして壁には、たくさんの写真が貼ってある。その写真の多くに、僕も映っている。
真っ黒に日焼けした僕の横で、麦わら帽子をかぶって笑う涼子、入学式で並んで映る二人、いつも二人は一緒だった。

『ねぇ、これ食べよ!』
涼子はそう言うと、さっき買ったえびせんチョコをあける。
『アレ? こんだけしか入ってないよ! 少な!』
と、一人で盛り上がって、パクパク食べる涼子。

『微妙にしょっぱくて、美味しいよ! ほら、あ〜ん!』
そう言って、僕の口に2〜3本まとめて近づけてくる。僕は、メチャメチャドキドキしながら口をあけた。
でも、僕の口に入れる寸前に、クルッと向きを変えて、結局涼子の口に収まった。
『あげな〜いw』
無邪気に笑う涼子。涼子も床に座っているので、スカートが微妙にまくれて、太ももが結構見えてしまっている。正直、僕はもう勃起していた。

「なんだよ〜いじわるだなw えい!」
そう言って、涼子から袋を取り上げて、パクパクッと食べてみた。
『あ〜! 全部食べちゃダメだよ!』
そう言って、袋を取り戻そうとする涼子。その口に、ひょいっと1本突っ込んでみた。すると、嬉しそうに食べる涼子。
何となく、恋人同士みたいで嬉しかった。

そして、一通り食べ終わると、
「で、相談ってなに?」
『え? あ、うん……あのさ、フェラチオさせてくれないかなぁ?』
涼子は、真顔で言った。
僕は思わず吹き出しながら、
「なにと間違えた?w なに言ったかわかってる?w」
と答えた。
涼子は、昔からド天然というか、勘違いが多い。また何か別の物と勘違いして言ったんだと思った。

『わかってるよ! 口でするヤツでしょ?』
「え? そ、そっか……」
意味がわからずに、戸惑ってしまった。涼子と恋人同士になれたらいいなとは思っているが、この展開はなんだ?
『いい? こんな事頼めるの、マー君だけだからさ……お願い!』
涼子は、真剣に言っているみたいだ。

「どういうこと? なんで?」
僕は動揺しすぎて、そんな事しか言えない。

『うん……彼氏に下手くそって言われたから……マー君で練習させて欲しいなぁって……ダメ?』
僕は、周りの空気が薄くなったような感じがした。そして僕の周辺が、スゥーッと無音で遠ざかっていくような感覚に陥った。

驚きすぎると、言葉は出ない。初めて知った。
彼氏? 聞いてない! いつ? 誰? パニくって、アウアウしてると、
『あれ? 言ってなかったっけ? 3年の栄治先輩と付き合ってるんだ』
栄治先輩は、ある意味有名人だ。高校生のくせに、読モみたいなことをやってるイケメンだ。仕事が忙しくてダブっていて、19歳だから同じ3年でも先輩と呼ばれている。

「い、いつから?」
『3週間かな?』
3週間で、フェラまでしたってことなんだろうか?
「そ、そっか、良かったな」
『ありがとう! マー君も、早く彼女作っちゃいなよ! 紹介しようか?』
僕は、思い知らされた。近いと思っていた涼子が、遠い存在だったと。僕は、涼子にしてみれば、ただの幼馴染み……そう言うことだったんだ……。

泣きそうな気持ちをグッとこらえながら、
「ダメだろ、そんなの。練習とは言え、そんなの浮気じゃん。栄治先輩も嫌がるぜ」
と言った。僕の精一杯の虚勢だった。

『だからじゃん! マー君なら絶対信用できるし、内緒にしてくれるでしょ? 下手くそだったら、嫌われちゃうもん……お願い!』
「い、いや、でも、俺経験ないから、教えられないって!」
『あれれ? マー君ど〜ていなの?』
ニヤけながら言う涼子。

「うっさいわ! オマエだったそうだろ!?」
『へ〜w そう思ってるんだw マー君は子供だなぁw』
「なっ、し、したのか?」
『へへw 体裂けちゃうかと思ったよw でも、すっごく幸せな気持ちになるんだよ。一つになるってこう言うことなんだぁって……マー君も、早く経験した方が良いよw』
「余計なお世話だよ! このヤリマン!」
泣きそうな気持ちで悪態をついた。

『ひっど〜い! マー君さいてー』
涼子はそんな事を言いながらも、何となく楽しそうだ。

僕は、そんな事も知らずに毎日涼子を想っていた。そして、涼子の写真を見ながら毎日オナっていた。
それなのに……気が狂いそうだ。いっそこのまま涼子を絞め殺して……僕も……そんな物騒なことまで考えてしまった……。

『じゃあ、いいかな?』
涼子が真剣な顔で言う。
「本気なのか?」
『冗談でこんな事言ったら、ヤバいでしょw ほらほら、脱いで脱いで! 今さら恥ずかしがる仲じゃないでしょ!』
涼子はそう言って、僕のズボンに手をかけようとする。慌ててのその手を振りほどき、
「いいよ、自分で脱ぐし……」
と、自分で脱ぎ始めた。

『いいの!? ありがと〜! マー君大好き!』
涼子はそんな事を言ってくれる。でも、好きと愛してるの違いだと思う。僕のことは、幼馴染みとして好き……そう言うことなんだろう……。

そして、手で股間を隠しながら下だけ脱ぐ僕。なんか、切なくて泣きそうだ。愛する人の前で、練習台になるために下半身裸になる屈辱……。
涼子の彼氏の栄治先輩を喜ばせるための練習台になろうとしている僕……。

『恥ずかしがっちゃってw ほらほら、手どかして!』
涼子は、まるっきり躊躇がない。恥ずかしがるという気配もなく、僕の手をどかした。照れもなく、慣れた動き……涼子は、本当に経験してしまったようだ。

僕はこの期に及んでも、涼子の冗談だと思っていた。そうであって欲しいと思っていた。でも今日は、エイプリルフールでもないし、何かの記念日とかでもないと思う。絶望感で、胸が潰れそうだ。

『あれれ? もう立ってるじゃんw 見せて見せて!』
涼子はそう言うと、僕の股間に顔を近づけた。本当に変な感じだ。二人きりでいて、勃起したチンポを晒している状況……。

『へ〜え、同じおちんちんでも、こんなに違うんだね!』
感心したように言う涼子。栄治先輩のと比べられているんだと思うと、悔しくて仕方ない。
それでも僕は、必死で虚勢を張る。
「どう違うんだよw 比べんなよw」
声が震えているかも知れない……。

『あ、うん……大きさとか、形とか』
「どんな風に?」
『う〜ん、先輩のおちんちんの方が、長い感じがする。あと、ここの所がちょっと違うかな?』
涼子はそんな事を言いながら、僕のチンポのカリを指でつついた。
信じられないくらいの快感だった。あの涼子に、チンポを触られた……感激して大喜びするような状況だと思う。でも、栄治先輩とはもっと凄いことをしている……そう思うと、敗北感で押しつぶされそうだ。

『ねぇ、どこが気持ち良いところなの?』
クリクリした目を好奇心で輝かせながら、涼子が聞く。
僕はカリのところを指して、
「この段差のとことか、このへんとか……」
そう言って、亀頭を指さす。

『そうなんだ……やってみる』
涼子はなんのためらいもなく、いきなり僕のチンポを舐めた。

涼子の可愛らしい舌が、僕の亀頭やカリの部分をペロンと舐めていく。思わず声が漏れた。
『気持ち良いの? ホントに? ここ? ん、んんっ……こう?』
涼子が、僕に確認を取りながら舐め続ける。練習の必要などない感じがした。充分に気持ち良い。なにがダメなんだろう?
素直にそう聞くと、
『うん……歯が当たるとか、吸い込みが足りないとか言われたんだ……吸い込みって、なに?』
僕のチンポを舐めながら、可愛らしい仕草で首をかしげる涼子。

正直、僕もわからなかったので、スマホで検索した。変な感じだ。スマホでフェラのやり方を検索しながら、幼馴染みの涼子にチンポを舐めてもらっている……これが、僕のためならどれだけ幸せなことか……全ては栄治先輩のため……そう思うと、死にたくなる。

「わかった、これだよ。バキュームフェラだ」
そう言って、画面を見せる。すると、食い入るようにその説明を読み始める涼子。

この唇が……そしてその処女までもが、奪われてしまった……誰よりも近くにいて、誰よりも涼子のことはわかっているつもりだったのに……。

まさか、笑顔でロストバージンの時の感想まで聞かされるとは……。

『じゃあ、やってみるね。痛かったら言ってね!』
そう言うとまた、ためらいもなく僕のモノを口にくわえた。初めてのフェラチオの感覚に、腰が砕けそうだった。
気持ち良い……オナニーなんてしてる場合じゃないなと思うくらい、とにかく気持ち良かった。

あの美しい涼子が、口を開けて僕のチンポをくわえている……現実とは思えないような状況だ。

そして、いきなりバキュームが始まった。吸い込まれるような感覚が襲ってきたが、涼子はただ吸い込むだけで、他にはなにもしない。これだと、気持ち良くはない。

僕はスマホの画面を涼子に見せながら、吸い込みながら頭を振るんだよと教えた。すると涼子は、目でわかったと合図をすると、吸い込みながら頭を振り始めた。
それは、突き抜けるような強い快感を巻き起こした。

初めてテンガを使ったときのような、いや、それ以上の快感だった。
思わず漏れるうめき声に、涼子が動きをより強くする。

「ヤ、ヤバいって、ストップ!」
切羽詰まって涼子にそう言うが、涼子は僕の顔を見て、目で笑うとさらに動きを速くした。

「で、出るッ! 出るって! ア、アッ! イクっ!!」
僕は、今までの人生の中で一番の快感を味わいながら、涼子の口の中に射精してしまった。

しばらく、放心したようになっていたが、涼子が僕のチンポを口から出した。
『すっごいいっぱい出たねw どうだった? 気持ち良かった?』
「あ、あぁ……て言うか、飲んじゃったの?」
『え? うん。飲むのが普通なんでしょ? 先輩言ってたよ』
フェラをしてもらえて浮かれ気分だったのが、一気に地獄に戻された気持ちになる。それは普通じゃないということと、騙されてることを告げると、
『そうなんだ……でも、先輩のなら飲みたいって思うし♡』
と、笑顔で返された。

「……うがいしてきなよ……」
僕がそう言うと、
『え? マー君のならへ〜きだよw ありがとうね、変なことお願いして』
「ホントだよ、まったく! 先輩にも悪いし、こんなの最後にしてくれよ!」
『えぇ〜、まだお願いしたいことあったのに……』
「な、なんだよ、今度は何?」
僕がそう聞くと、いきなりキスをされた。
唖然としている僕に、
『へへw 私、キスも下手なんだってw 練習させてくれる?』
と笑顔で言いながら、また唇を重ねてきた……。

これは、地獄なんだろうか? 天国なんだろうか? 僕はわからないままに、夢中で舌を絡めていた……。

2.
小学2年の時からお隣さんで、ひたすら片思いし続けていた幼馴染みの涼子。なにも気持ちを伝えられないまま、高校3年になってしまった。

そんなある日、涼子が僕に相談をしてきた。
それは、衝撃的な内容だった。

涼子が3週間前から付き合いだした、栄治先輩の為にフェラの練習台になって欲しいという内容だった。
その内容にも驚いたが、涼子に彼氏が出来たことの方が驚きだった。

僕は心の中では、涼子も僕を好きなはずだという、根拠のない自信があった。それが、あっけなく崩れ去ってしまった……。
それでも、ずっと好きだった涼子に口でしてもらえて、キスまで出来た。正直嬉しかった。でも、家に帰った後、僕は泣いた。あんなにも近くにいると思っていた涼子が、遙か遠くに行ってしまった……そう思うと、涙が止まらなかった。

そして次の日の朝、元気のない僕を心配する両親を尻目に、逃げるように家を出た。いつもより少し早めに家を出たのは、涼子と一緒にならないようにするためだ。

昨日あんな事があった後で、どんな顔をして接すれば良いのかわからない。そんな逃げの気持ちからだ。

すると、隣の涼子の家から、
『あぁ〜! ちょっと待ってよ! 今行くって!』
と、いつもと同じ感じの、明るい涼子の声がした。僕は、どうして良いのかわからないくらい動揺してしまったが、黙って右手を挙げて合図をした。

そして、すぐに玄関から飛びだしてくる涼子。その口には、トーストがくわえられていた。
その姿を見て、僕の動揺もなくなり、笑うことが出来た。

「なんだそりゃw 曲がり角で運命の人とぶつかるぞw」
気がつくと、いつもみたいな軽口を叩いていた。さっきまでは、どんな顔して会えば良いのか迷っていたのに、そのラブコメみたいな涼子の姿に救われた感じだ。

『うっさいなぁ。マー君が早すぎるからでしょ!? 20分も早いじゃん!』
プンプンという感じで、涼子が言う。涼子は、昨日のことは気になっていないのだろうか?
「別に、約束したわけじゃないだろ?」
こんな事を言いながらも、考えてみれば毎日一緒に通ってるなと思った。

『それはそうだけど……』
珍しく言い返さない涼子。急に、言い過ぎたなと反省の気持ちが芽生えた。

でもすぐに、
『運命の人にはもう出会ってますよ〜w ご心配なく』
と、ニヤニヤしながら言われた。
僕は、あぁ、やっぱりアレは夢じゃなかったんだ……と、現実に打ちひしがれた。
『ほら、これくわえて走ってごらん。運命の子とぶつかれるよw』
と言いながら、涼子がくわえていたトーストを、半分に割って僕にくわえさせてきた。

意識してなのか無意識なのか、自分がくわえていた部分を僕の口の中に突っ込んできた。少し湿ったトースト。間接キス……妙にドキドキしてしまう。

でも、昨日本当のキスをした。それだけじゃなく、涼子は僕のアレをくわえてくれた。
でもそれは、恋人の栄治先輩を喜ばせるためだ……。

トーストをくわえたまま、黙ってしまった僕に、
『き、昨日はありがとう! 今度お礼するからね!』
と、少し照れたように言う涼子。
「あ、あぁ、いいよ、気にしなくて」
あらためてお礼なんか言われると、本当に辛い現実が突き刺さってくる。

本当に涼子とはいつも一緒だった。
バレンタインデーも、手作りのデカいハートのチョコのど真ん中に、”義理”とホワイトチョコで書いて渡してくれるような感じだった。
『どうせ私があげないとゼロなんでしょw あ〜あ、モテない幼馴染みを持つと、気を使っちゃうなぁ〜』
なんてことを言われながらも、毎年楽しみだった。

クリスマスも、一緒にディズニーランドに行ったりした。手も握らず、恋人同士という感じはまったくなかったし、
『あ〜あ、今年もマー君とか……来年こそは運命の人と来られますようにw』
なんてことを言われたりもした。でも、僕は本当に嬉しかった。イルミネーションが涼子の目にキラキラ反射して、とても綺麗だった。なぜそんな最高のシチュエーションで、僕は告白できなかったんだろう?

それももう終わる……今年のクリスマスは、涼子は栄治先輩と……涙があふれそうになるのを、鼻をかんでごまかした。

そうこうしているうちに学校に着く。悪友に”高橋夫妻だ、相変わらずラブラブだなw”などと言われたりした。
涼子は、そう言われるとムキになって”うっさいわ!”等と言い返していたが、今日はなにも言わない。それどころか、少し困ったなと言う顔になっている。

これ以上一緒にいると、本当に泣いてしまいそうなので、その悪友の方に僕は近づいていった。

『マー君、今度絶対にお礼するからね!』
と言う涼子の声を背中に受けて、別れた。

それからというもの、とにかく、後悔の日々だった。そのくせ夜になると、涼子の唇の感触を思いだし、オナニーをする日々だった。イクたびに、どうしようもない敗北感と喪失感に押しつぶされそうになった。

窓の外を見ると、涼子の部屋が見える。カーテンが閉っているが、明かりが漏れている。今なにをしているんだろう? 栄治先輩と電話? line? 泣きそうだった。

すると、僕のスマホに着信があった。と言ってもlineだが、涼子からだった。
”今から行っても良い?”
と言う短い文章だった。

僕は、フラッシュバックのように昔を思いだしていた。小学6年から中2くらいまでは、涼子が夜中に僕の部屋に内緒で遊びに来ていた。2階の部屋から雨どい伝いに降りて、僕の部屋にも雨どい伝いに忍び込むという、漫画の幼馴染み特有の行動を、リアルでしていた。
見つかったときに、男の僕が忍び込むのはマズいと言うことで、毎回涼子が忍び込んできていた。

でもそれは、長いことなかった。お互いに大人になったからだと思うけど、寂しいと思っていたのは確かだ。

僕は正直返答に困ったが、いいよと返信しようとした。でも、チラッと窓の外を見ると、すでに雨どい伝いに部屋から出る涼子が見えた。

慌てて窓のカギを開け、窓を開ける。慣れた動きで、涼子が忍び込んでくる。

『へへw 久しぶりだから、ドキドキしたw』
無邪気な笑顔で微笑みかけてくる涼子。本当に、美しいと思う。

「な、なんだよ、オマエ重くなったから、雨どい壊れるぞw」
『ひど〜い。重くないもん!』
こんなやりとりを、小声でする僕たち。

「なんだよ、どうした?」
本当は、飛び上がりそうなくらい嬉しいのに、素直になれない僕。
『うん。お礼のことなんだけど、未衣ちゃんってわかる?』
「え? 中島のこと?」
『そうそう。彼女のこと、紹介してあげようかなって……』
「えぇ? な、なんでだよ」
『あの子ね、マー君のこと良いなぁって言ってるんだ。変わってるよねw』
「うるせ〜」
『どうする? 付き合っちゃう?』
涼子にこんな事を勧められて、本当に切なくなる。
「いや、いいよ、そんなの」
『どうして? 未衣ちゃんじゃダメなの? あの子、すっごく可愛いよ?』
「それは知ってるけど。確かにオマエよりずっと可愛いよなw」
『うっさい。でも、それは認める……』
僕は心の中で、”そんな事はない! 涼子の方が全然可愛いよ!” と叫んでいた。

「ホントに良いよ。ありがとな」
『そうなんだ……好きな子とかいるの?』
「な、何でだよ、関係ないだろ?」
『……そっか、関係ないよね……ゴメン……』
嫌な沈黙が流れる。

僕は、聞きたくもないのに変なことを言ってしまった。
「セックスって、気持ち良いの?」
すると、涼子はニヤッと笑いながら、
『すっごいよ。ヤバいっ! て感じw』
「最初はどんな風にしたの?」
聞きたくないのに、さらに聞いてしまう僕。

『うん? ○○祭りの時。覚えてる? マー君が一緒に行ってくれなかったお祭りだよ!』
それは、1ヶ月くらい前のことだ。いつも港で行われる、かなり規模の大きなお祭りだ。花火が有名で、かなりの来場者数になる有名なヤツだ。
僕は、毎年涼子と行っていた。でも、今年に限っては、友達と遊ぶのを優先してしまった……。

「え? その時にしたってこと?」
『そうだよ』
「もう付き合ってたってこと?」
『違うよ。一人で行って、栄治先輩に声かけてもらったんだよ』
「な……それで、セックスまでしたってこと?」
『うん。へへw 栄治先輩ね、私のこと知ってたよ。気になってたんだって。彼氏いないなら、マジで付き合ってって言ってくれたんだよ♡』
涼子の目がハートになっている気がした。僕には見せたことのない目だ。

でも僕は、”それは騙されてるぞ”と言いたかった。栄治先輩は、他校の女子からも告られるくらいのイケメンだ。遊ばれただけだと思う。

『私もね、ホントは栄治先輩のこと、嫌いだったんだ。いい噂聞かないもん。でもね、すっごくシャイで、全然女の子に慣れてないの。私に付き合ってくれって言った時も、耳まで真っ赤だったもんw』
意外な話だった。噂では、彼女が9人いて野球チームが出来るとか、すでに3人子供がいるとかいう噂だ。

『それでね、公園のベンチでキスしちゃったんだ♡』
「会ったその日に?」
『だって、運命だからw』
僕は、あの時の自分を呪った。あの時一緒に行っていれば、栄治先輩との出会いもなかったはずだ。あの時、なんであんな選択肢を選んだんだろう。それは、バッドエンド直通の選択肢だった。ゲームなら、みえみえの選択肢だ。絶対に選ばない選択肢だ。

「そ、それでセックスまで?」
『うん。まさか、初めてが団地の屋上とは思ってもなかったけどねw』
「団地って、あの団地?」

それは、港にある古い大規模な団地だ。その屋上からは、花火が綺麗に見えると言うことで、僕と涼子のお気に入りの場所だった。祭りの時はさすがに結構人がいるが、それでも下界の殺人的混雑からすると、ガラガラな感じだ。

『うんw』
「って、結構人いるだろ?」
『花火終わると、誰もいなくなるんだよ。先輩も初めてだったから、結構手間取っちゃったけど、嬉しかったよ♡』
「普通、会ったその日にするか?」
『今思えばね、もっとちゃんとしたところでしたかったかなぁって思うけど、盛り上がっちゃったからw でも、あんなに痛いんだね。メリメリって破れるって言うか、裂ける感じだったよw』
もう、聞いていられない。すると、涼子が僕の股間を握った。
慌てて逃げようとするが、
『なにこれ〜。幼馴染みのロストバージンの話聞いて、興奮しないでよぉ〜!』
と言われた。思春期の男がそんな話を聞かされて、勃起しないはずがない……。

「バカか。生理現象だわ」
そう言って逃げようとする僕。

『ねぇ、さっきのお礼のことだけど、練習させてあげよっか? お礼になるかわかんないけど』
「え? なにの?」
『セックスの』
「な、バ、バカか!」
『声大っきいよ。だって、マー君も彼女出来たとき、失敗したくないでしょ?」
「そんなの、栄治先輩に悪いだろ……」
『でも、この前練習しちゃったし、今さらじゃない? それに、マー君なら浮気じゃないし』
「何でだよ!?」
『だって、幼馴染みじゃん』
「ハァ、意味わかんないし」
『そう言うもんなの! マー君も、彼女出来ても、私とも遊んでくれなきゃダメだからね!』
「なに言ってんの?」
『なに言ってんだろ? へへw わかんないよ……』
そして沈黙が始める。

もしかして、涼子も揺れている? 今さら僕への気持ちに気がついた? なんか、チャンスがあるのかも……そう思えた。

すると、沈黙を破るように、
『えいっ!』
と言いながら、涼子が僕を押し倒した。そして、キスをした。涼子の舌が僕の口の中で暴れ回る。

『ありがとね。マー君のおかげで、栄治先輩にキス上手いって褒められたよw』
と言われた……。
そして、いきなり服を脱ぎ始める涼子。フリーズする僕の前で、下着だけになってしまった。

いつの間にかそんなに成長してたんだ、と思うくらい胸が膨らんでいて、ホントに綺麗でエロい姿だった。その下着は、ちょっと大人びた感じのレースの下着で、普段化粧っ気もなく、幼い感じの涼子には不釣り合いに思えた。

『どう? エッチでしょw 栄治先輩がくれたんだよ♡』
そう言って、下着を見せびらかす涼子。
死にそうな気持ちとは裏腹に、勃起がヤバい。

そして涼子は部屋の電気を消して、ベッドサイドの照明をつけてベッドに滑り込む。その時になぜか、持参していたハンドタオルを敷いた。
「それ、なんで?」
僕が聞くと、涼子は恥ずかしそうに、
『うん……私、すっごく濡れちゃうみたいなんだ……シーツ、汚しちゃうから……先輩のベッドもビチャビチャにしちゃって、怒られたw』
興奮と吐き気と、絶望と後悔で、僕は青白くなっていたと思う。

『じゃあ、やってみて。好きにやってみて良いよ』
涼子は、優しい口調で言う。まるで幼稚園の先生が、幼児に話しかけるみたいな感じだ。

僕は迷いに迷ったが、欲望に勝てなかった。
涼子の横に潜り込むと、キスをした。僕の方からするのは初めてだ。こんなにもドキドキして、切なくて、愛おしくて、泣きそうだった。

涼子は、受け身で舌を絡めてこない。僕は、必死で舌を絡ませる。
『先輩は、吸ったりするよ。歯ぐきも舐めてくるよ。そうされると、女の子は気持ち良いんだよ』
なんて言いうレクチャーをする。大好きな涼子とキスが出来る喜び、彼氏と比べられる地獄、両方が僕の中でどんどん大きくなる。

そして、ブラの上から涼子の胸を揉む。女の子の胸って、こんなに柔らかいんだ……でも、このブラは栄治先輩のプレゼントなんだ……と、気持ちが揺れまくる。

『ブラ、外す?』
涼子が聞いてきた。僕がうなずくと、涼子は体を起こしてくれた。僕は、手を回してブラのホックに手をかける。まったくわからない。そもそも、仕組みがわからない。
『ふふw 難しいでしょw 初めての時、先輩も外せなくて、結局ズリ上げたんだよw』
と、嬉しそうに言う。先輩のことを思いだして、可愛いとか思っている感じだ。
目の前にいるのに、遠い存在。いまの涼子は、まさにそんな感じだ。

『寄せて、少しひねってみて』
言われた通りにすると、ホックの上半分が外れた。後は簡単だった。

ブラが外れて露わになる生乳。暗めの照明に浮かび上がるそれは、本当に綺麗だった。思いの外大きめだけど、垂れ下がったりせずにツンと上を向いている感じだ。乳輪も小さく、乳首も驚くほど小さい。そして、照明が電球色なのでよくわからないが、ピンク色みたいな感じだと思う。

涼子の胸なんて、ずっと昔に、キャンプかなんかで着替えているときに見て以来だ。その時は、完全にまな板だった。

『どう? 先輩、すっごく褒めてくれたんだよw 意外とデカいでしょw』
「あ、あぁ……」
『良いよ、触っても……』
僕は、言われるままにその胸に触れた。柔らかい……お餅みたいだ……。
「痛くない?」
『大丈夫。良いよ、好きにしてみて』
涼子にそう言われて、僕は胸を揉み始めた。柔らかくて、本当に何とも言えない感触だ。夢中で揉み続ける僕に、
『先輩もおっぱい大好きなんだよ。ねぇ、舐めてみて』
そう言って、ベッドに寝転がる涼子。寝転んでも、胸がそれほど形を変えない。本当に、張りがあって良い胸なんだと思う。

僕は、言われるままに乳首を舐めた。それは、小さいのにコリコリに固くなっていて、変な感じだった。それを僕は、夢中で舐めたり吸ったりした。

『ン……ン……あ、上手じゃんw もっと強くていいよ。そう……ア……あ、ン……』
時折声に甘い感じが混じる。
もう、興奮しすぎておかしくなりそうだ。

「き、気持ち良いのか?」
『うん……マー君も裸になってよぉ……恥ずかしいじゃん』
いまさら照れる涼子。妙に可愛いと思ってしまう。
言われるままにパンツ一枚になる僕。すると涼子が、
『こんなにしといて、恥ずかしがるなぁ〜』
と、勃起したチンポを指で弾き、僕のパンツを一気に脱がした。

「うわっ、バカ!」
慌てる僕だが、有無を言わせずに涼子が僕のをくわえた。そして舌で舐め回しながら、バキュームフェラをする涼子。この前、二人で検索して練習したやつだ……。
ヤバいくらい気持ち良い。声が漏れそうになる。
『へへw これ、すっごく喜んでくれたよw 先輩に、いつもよりいっぱいお口に出してもらえた♡』
無邪気に笑いながら言う涼子。

本当に、涼子の気持ちがわからない。先輩のことが好きなのに、なぜ僕とこんな事をする? 幼馴染みという信頼感から、練習台にしているだけ? それとも、多少なりとも僕に気持ちがある? 

『ねぇ、もう準備OKでしょ?』
涼子はそう言うと、また寝転がった。そして、僕に下から抱きついて、正常位みたいな感じにする。

「本当に良いのか?」
『いいよ……お礼だからw』
涼子は、ムリして明るく言っているような気がする。
「あっ……でも、アレないよ……」
当然だが、僕はコンドームなど持っていない。
『忘れてたw あるよ。あっ、そうだ! 練習して良い?』
涼子はそう言うと、脱いだ服のポケットからコンドームを取り出した。可愛らしいポップなパッケージのそれを破り、手に取る涼子。

そして、僕のアレに着けようとする。でも、裏表を間違えたりしてなかなか上手くはめられず、コンドーム自体を巻き込んだりしては失敗していた。
『これ、意外に難しいね』
「いつも、着けてあげてるの?」
『え? うぅん……私が着けてあげたら、着けてくれるかなぁって……』
「えぇ? いつも着けてないの!?」
『うん……初めてが生だったから、何となく言えなくてさ……ヤバいよね?』
「な、中に出されたりしてるのか?」
『うぅん……イク時に全部お口で受けてるけど、ちょっとは中にも出てると思う……』
「そんなのダメだろ! ダメだって!」
『声大きいよぉ。おじさん達、起きちゃうよ』
涼子に言われて、両親の存在を思いだした。二人とも、一度寝るとほぼ起きない。なので、油断していた。

すると、涼子の手の中のコンドームが、爪のせいか破れてしまった……。
『破れちゃった……』
「マジか……予備はないの?」
『あるわけないじゃん……』
「そっか……仕方ないな……」
『いいよ……そのまま来て……』
「ダ、ダメだって! ヤバいって!」
『今日は、タイミング的に全然平気だから……』
「でも……先輩も嫌がるぜ」
『今さら?w どっちにしても内緒だしw それに、初めての時は、こんなのなしが良いと思う……』

そう言って、僕を見つめる涼子。

僕の中の理性は、あっけなく崩壊した。涼子のアソコに、僕のチンポを押し当てる。クチョッと濡れた感触に、興奮が高まる。でも、本当にわからない。どこだ? アレ? アレ? そんな感じだ。
『もう少し、下だよ……』
涼子が小声で言う。そして少し下にずらすと、亀頭が熱い感触に包まれた。僕は、夢中で腰を押し込んだ。
テンガとはまったく違う、熱くてうねって不規則に締め付けてくる感触。思わずうめく僕。

『へへw 卒業おめでと〜w』
僕とつながりながら、そんな事を言ってくる涼子。気のせいか、目が潤んでいる気がした。
「痛くないか?」
『痛いわけないじゃんw 栄治先輩とやりまくってるんだからw』
こんな事を言われて死にそうなくらい落ち込むが、童貞を捨てられた嬉しさと、涼子と繋がれた嬉しさで、プラスが上回る。

「動いて良いか?」
『静かにね、起きちゃうから』
そう言われて、僕はゆっくりと腰を振り始めた。
『んンッ! ん、ンッ!』
涼子がうめく。でも、気持ちよさそうには見えない。悔しい気持ちでいっぱいになる。女性は男と違い、好きな相手とじゃないと感じないと聞いたことがある。

幼馴染みとして好きなだけの僕とでは、感じないのは当然なのかもしれない。それに引き替え僕は、もうイキそうなほど気持ち良い。

ゆっくりと、音を立てないように腰を動かす僕。
『んっ! ん、ンッ! あ、あっ! ん、あっ!』
涼子は、小さな声でうめき続ける。夢にまで見た涼子とのセックス。気持ち良いし、嬉しい。でも、こんなのは違う……恋人同士としてこうなりたかった……。

『こ、声出そうだから、キスして……』
泣きそうな顔で涼子が言う。感じてくれてるのかな? と、嬉しくなる。

そしてキスをする。ビックリした。セックスをしながらするキスは、さっきのキスとはまったく違った。本当に、溶けて一つに混じり合うような感じだった。
そして、あっけなく限界が来た。

僕は慌てて抜こうとした……でも、そのまま中に出してしまった……。

その瞬間、ギュッと痛いくらい涼子が抱きついてきた。そのままキスを続ける二人。もう、このまま死んでも良いと思った。

「ご、ごめん! ホントにごめん!」
慌てて謝る僕。
『もう! 彼氏ありの女に中出ししちゃうなんて、サイテーだよ』
「ごめん……え? でも、中出しって言うか、セックスすること自体がダメだろ?」
『まぁ、そうだけど……でも、練習だからw』
そう言って、嬉しそうに笑う涼子。そしてそのまま僕のアレに顔を近づけ、
『綺麗にするね』
と言って、くわえてくれた。イッたばかりで敏感すぎる亀頭は、気持ちよさと言うよりも、くすぐったさをもたらしたが、なんか嬉しかった。
「もういいって、ありがとう」
『へへw コレしてあげると、先輩すっごく喜ぶんだよ。でも、この後キスするの嫌がるんだけどねw』
僕はそんな事を言う涼子に、いきなりキスをした。涼子は一瞬驚いた目になったが、すぐに舌を絡ませてきた。自分の精液の味はちょっと抵抗感があった。不思議と、血みたいな味がした。タンパク質は、きっとそう言う味なんだと思った。

しばらくキスをしたあと、
『じゃあ、そろそろ帰るね』
と、涼子が言った。寂しいなと思いながら、あぁと答えると、
『あっち向いててよ。恥ずかしいから』
と言われた。言う通りにすると、ティッシュを取り出す音がした。あぁ、拭いてるんだ……と思うと、妙に興奮した。

アクシデントとはいえ、涼子の中には、僕の精液がある。そう思うと、幸せだった。でも、そんなことを考える自分がキモかった……。

そして服を着て、敷いていたタオルをたたんで、窓から部屋を出る涼子。慣れた動きで雨どいを伝い、帰っていった……。

僕は、複雑な気持ちのまま放心状態だった。生まれて初めてのセックス……しかも、一番好きな人とのセックス……最高だった。でも、心も抱きたかった……。
そんなことを考えていると、また着信があった。

”日曜日、デートの練習してよね! どうせ、暇なんでしょ” 
と、書いてあった。僕は、まだあきらめるには早すぎるなと思った。
あきらめなければ、試合は終わらない……そう思った。

3.
僕には幼馴染みがいる。
小学2年の時に隣に引っ越してきた涼子を、一目見たときからずっと好きだった。そして涼子も、僕のことを好きなはずだと思い込んでいた……。

それが、涼子に彼氏が出来たと報告され、しかも彼氏のための練習台になってくれと言われた僕は、自分の優柔不断さを呪った。でも、僕はあきらめないことを決めた。

『二人で遊園地なんて、久しぶりだね。昔はよく行ったのにね』
「何でだよw 去年のクリスマスに行っただろ?」
『そっかw なんか、恒例行事みたいな感じだから忘れてたw』
「はいはいw でも、確かに昔はよく行ったよな。夏休みなんて、毎日どっか行ってたもんな」
『懐かしいね』
「あぁ……」
アトラクションの列に並びながら、そんな話をした。
今日は、デートの練習だそうだ。先輩とのデートの練習と言っていた涼子だけど、僕と遊びに来ても練習にはならないはずだ。幼馴染みで、ずっと一緒にいた僕が相手では、緊張もしないだろうし、なにも得るものはないと思う。

でも、涼子の方からデートの練習をしてほしいと言ってきてくれた。きっと涼子にも、僕のことを好きと言う気持ちがあるはずだと思う。
「なぁ、練習って、なに練習するの?」
『そうだねぇ……なにしたら嬉しい? 喜ぶ?』
「そ、そうだな……女の子の方から手をつないできたら嬉しいんじゃないか?」
僕がそう言うと、スッと手を繋いできた。不思議な感じがした。手をつなぐなんて、涼子とは死ぬほどして来た。でも、最近は一切なかったので、妙に緊張した。

『嬉しい?』
「いや、俺は別にw 手なんて、オマエとは何回もつないでるしw」
『そっか……私は嬉しかったのにな……』
寂しそうにそう言うと、手を離してしまう涼子。僕は、本当にバカだと思う。なぜ、嬉しいと言えないんだろう?

「ご、ごめん」
思わず謝ると、涼子が笑いながら、
『ウソだよ〜w 今さらマー君と手つないでも、何とも思わないよw』
と言う。涼子のこんなノリも、僕は大好きだ。

こんな風にはしゃぎながら、楽しいデートが続く。
『やっぱりマー君とだと、楽しいよ。ホント、気を使わなくてすむしw』
「まぁ、長い付き合いだからなw」
『マー君、本当に紹介しようか? 未衣ちゃん、好きなんだって。マー君なんて、どこがいいんだかわかんないけど、そんな変わった子、なかなかいないよ?』
「いいよ、そんなの」
『なんで? クリスマスとか、寂しいんじゃない?』

あぁ、やっぱりもう僕とは行かないんだ……彼氏が出来てしまったからには当たり前のことだけど、口にされるとやっぱりショックが大きい。
「先輩、クリスマスにお前と会ってくれるの? 他にもガールフレンドいるんだろ?w」
先輩は突き抜けたイケメンということもあり、悪い噂が多い。彼女が9人いて野球チームが出来るとか、すでに子持ちとか、まことしやかにささやかれている。

『そんな事あるわけないじゃんw 先輩嫉妬されまくってるから、変なこと言う人多いけど、ホントに良い人だよ』
恋する乙女の目で言う涼子。胸がズキンとした。

「じゃあ、今日はなんで先輩と一緒じゃないの?」
『え? なんか、用事があるって……』
「休みの日にデートしないなんて、なんか怪しくない?」
『マー君も、噂信じてるんだ……』
悲しそうに言う涼子。

「火のない所に煙は立たないんじゃね? お前が泣くとことか見たくないし」
『ありがとう……でも、絶対大丈夫だよ。心配してくれてありがとう……』
なんか、湿っぽくなってしまった。でも、僕の中では確信みたいなものがあった。先輩は、絶対に他にも女がいると。

僕は、あきらめないと強く思った。

そして、沢山の幽霊の中を進むアトラクションに並ぶ。涼子は、昔からお化けとか幽霊が苦手だ。なにも言わないのに、手をずっと握ってくる。その、少し不安そうな顔を見て、愛おしいと思いながらも、
「まだ怖いんだw 相変わらずビビりだなぁw」
なんて言ってしまう。
『別に怖くないもん! こうした方が、男の人って嬉しいんでしょ?』
と、強がる涼子。でも、手のひらに汗がにじんでいて、説得力がない。
「嬉しいかもなw 怖いなら、ずっと握ってていいぞ」
『ありがとう……怖いとき、いつもこうしてくれたよね……』
なんか、急にしんみりとしてきた。

「アレ? 俺のこと好きになっちゃったか?w」
『バカ……でも、好きだよ。マー君は、大切な幼馴染みだよ』
「なんだよ、くすぐったいってw」
真面目にそう言ってくれる涼子に、ついおどけてしまう僕……。

『やぱりさ、未衣ちゃんの話、無しでいい?』
「え? なんで?」
『なんか、マー君に彼女が出来るのは、気にくわないw』
「なんだよそれw」
『だって、未衣ちゃんと付き合い始めたら、私と遊ばなくなるでしょ?』
「そりゃ、そうだよな」
『なんか、それは寂しいよ』
「何でだよw お前には先輩がいるだろ?」
『それはそうだけど……なんかイヤなの。ダメ? いいでしょ? うん、決めた! 紹介しませんw』
「いいよ、別に。最初から紹介してもらうつもりなかったしw」
『へへw なんか、楽しいねw』
「あぁw」

涼子の気持ちがイマイチ読めない。どう考えても、僕のことを好きだと思う。でも、先輩と付き合っている……。

そしてアトラクションがスタートし、後半真っ暗になった瞬間、涼子がキスをしてきた。今日は朝から幼馴染みモードだったので、急にそんな事をされて本当に驚いてしまった。

アトラクションから出ると、
「急にビックリするだろ?w 練習するときはちゃんと言えよw」
『ごめんw なんか、急にしたくなっちゃったw』
「そんな事言ってると、先輩に捨てられるぞw」
『マー君は、秘密守れるでしょ?』
「まぁそうだけど……でも、先輩もこんなのイヤだと思うぞ」
『それはそうだけど……マー君はイヤ?』
「イヤではないけど、先輩に悪いって思う」
『そっか……そうだよね、ゴメン……』
なんで、先輩と別れて俺と付き合え! と言えないのだろう?

「まぁいいや、飯食おうぜ!」
『うん!』
気まずくなっても、すぐに元に戻れるのは、付き合いの長さのおかげだと思う。

そして、楽しいデートは終わった。
帰りの電車の中で、
「先輩とはいつ行くの?」
と聞くと、
『来週だよ……』
と、元気なく言う涼子。
「なんだよ、暗いなw」
『うん……緊張する……』
「何でだよw 彼氏だろ? ありのままでぶつかれよw」
『そうだよね……ありのままの姿見せるねw』
「たか子かw」
『へへw』

家が隣同士なので、結局最後まで一緒だったが、遊園地では手を繋いでいたのに、今は手を繋げないのが寂しかった。

『ホント、今日はありがとう』
珍しく、真顔で言う涼子。
「あぁ、楽しかったよ。またな」
そう言って、別れる……。

家に帰り、家族に出迎えられ、
「涼子ちゃんと一緒だったの? 本当に仲良しねぇ〜。結婚しちゃえば?」
とか冷やかされた。母親は、涼子に彼氏が出来たことは知らない。涼子の母親も、知らないのかもしれない。
先輩は、涼子の身に危険があるかもしれないから、付き合っていることは内緒にしようと言っているらしい。確かに、先輩のファンの多さを考えると、その方が賢明かもしれない。でも、先輩はそうやって多くの女の子を騙しているような気がする。

そんな事をモヤモヤと考えていると、いきなり窓が開いた。死ぬほど驚いたが、イタズラっぽく笑う涼子を見て嬉しくなった。
「なんだよ、ビビるだろ!?」
『ビックリした? 凄い顔してたよw ビビりだなぁ〜w』
遊園地で僕が言ったことのお返しらしい。

「どうした?」
『うん。お礼し忘れたなぁって……』
「お礼?」
『今日のお礼。なにが良い? なんでも良いよ』
ベッドに座ってそう言う涼子。一気にドキドキしてきた。
涼子は、ホットパンツにロンTと言うラフな格好だ。その太ももの白さに、ドキドキする。お礼にやらせろと言いたかったが、気の弱い僕が言えるわけもなく、
「じゃあ、ギュッとさせてくれる?」
と言った。
『えぇ? ギュッと? なにそれw いいよw』
そう言って、ベッドに寝転がる涼子。僕を見つめる目が、何となくウルウルしている気がした。
僕は黙って涼子の横に潜り込んだ。そして、涼子の体を抱きしめた。この前、セックスまでしたけど、テンパりすぎててイマイチ感触がわからなかった。今は服の上から抱きしめているだけだが、その柔らかい感触に体がとろけそうだ。

涼子は、僕に抱きしめられたまま身動き一つしない。ただ、じっと僕のことを見つめているだけだ。
こんなに近くにいて、抱きしめることも出来るのに、涼子は他の男の彼女だと思うとどうしようもなく喪失感が大きくなる。

『これだけで良いの? もっとお礼するよ?』
「いや、このまましばらくこうしてたい……」
『変なのw あ、そうだ、マー君ありがとね。ゴム着けるの練習させてくれたから、先輩もゴムしてくれるようになったよ!』
笑顔で言う涼子。僕は、涼子の体を抱きしめているのに、心は全然抱きしめることが出来ない現実を再確認させられた。

「よかったな……」
『へへw でもね、悪いこともあるんだ……』
「……なに?」
もう、悪い予感しかしない。

『先輩ね、私のこと愛してるから、直接触れ合いたいって……だから、お、お尻で……したいって……』
顔を赤くして照れる涼子。
「な、そんなのおかしいよ。普通しないぜ!? オモチャにされてないか?」
『そんな事ないよ! 私も嬉しかったし……直接触れ合いたいって言ってもらえて、嬉しかったよ……』
「そ、それで……するのか? お尻で……」
『うん……もうしたよ……』
「なっ、そんな……」
『すっごく痛かったw 処女なくしたときよりも全然痛かったw』
「それで良いのか? そんな事されて、平気なのかよ?」
『え? なんで? そこまで私を思ってくれてるってことだと思うけど……』
僕は、なにも言い返すことが出来ずに、キツく涼子を抱きしめた。

『どうしたの? 痛いよ〜w あっ! そうだ! 練習させてよ!』
「なにの?」
僕は、もうショックがデカすぎて頭が回らない感じだ。

『お尻でするヤツ。なんか、ある程度すると痛くなくなるんだって。あ、でもそれって、ユルユルになるってことかなぁ?』
「そうだよ。垂れ流しにるぞ! もう止めとけよ、そんなの……」
『大丈夫だってw マー君のなら細いし、ユルユルにならないってw』
「バ、バカか。細くねーし」
『先輩のよりは細いからへーきだよw』
「ふざけんなよ!」
『ごめんごめんw じゃあ、いいかな? 練習しよ?』
そう言って、さっさと服を脱ぎ始める涼子。

「お、お前、ダメだって! そんな気ねーし!」
『私とじゃ、イヤ?』
「そう言うはなしじゃねーよ。だって、先輩いるだろ? 裏切るなよ!」
『いいからいいから! 幼馴染みでしょ? これくらいありだってw』
そう言って、あっという間に全裸になる涼子。

口ではああ言ったし、気持ちでもこんな形で涼子とはしたくないと思っているが、体はどうしても正直だ。
ズボンの上からガシッとチンポを掴まれて、
『ほら、こんなんじゃんw 引き出しの中に隠してあるテンガですると思ってしてくれればいいからw』
「な、なんで知ってんだよ!」
『ホントに持ってるんだw そんなの使わなくても、いつでも練習させてあげるのにw』
もう、完全に涼子のペースになってしまった。

涼子は、浮気とかをするタイプではない。人を騙すとか、裏切るとかが出来る性格ではない。
それなのに、僕とこんな事をするのはらしくないと思う。先輩にたいしての罪悪感はないのだろうか?
それとも、僕が特別な存在だと思ってくれているのだろうか?
悪く考えれば、何とも思っていない空気みたいな存在だと言うこともあり得ると思うが、本当に涼子の気持ちがわからない。

『ほら、早く脱ぎなよ。女の子をこんな格好で待たせるなんて、サイテーだよw』
「どこに女の子がいるんだよw」
『あ〜! 言ったなぁ! えい、こうしてやる!』
そう言って、僕の服を脱がせ始める涼子。僕は抵抗するが、両親が起きないように音を立てられないので、結局抵抗が弱くなり、あっけなく全裸に剥かれた。

『びんびんw 私の裸なんかで、興奮するんだねw』
「そ、そりゃ、顔さえ見なければ女だからな」
『なんだよ〜。顔見たら女じゃないのかよぉ〜』
少しふくれて、すねるように言う涼子。可愛くて抱きしめたくなる。

「いやさ、付き合い長いから、家族みたいな感じだし。家族の裸見ても興奮しないからさ」
『そう言う意味かw 確かにねw 私もマー君に見られても、恥ずかしいって思わないしねw』
そんな風に言われて、正直悲しいと思う。でも、言い出したのは僕だし、仕方ない……。

『じゃあ、お願い……』
そう言って、仰向けに寝る涼子。本当に綺麗な体をしている。大きめだけど、重力に逆らうようにツンと上を向いたままの胸。白くて柔らかそうだ。乳首も乳輪も綺麗なピンク色で、どちらも驚くほど小さい。
「どうしたらいい?」
『そっか……ローションとか塗らないと、ムリだよね?』
「多分……」
『ローション持ってる?』
「あるわけないだろ!?」
『テンガにはついてないの?』
「ア、アレは、最初から染みてるから……」
『そうなんだ……ワセリンとか持ってないの?』
「ワセリン?」
『うん。お尻でするときは、よく使うんだって』
「先輩が言ってたのか?」
『うん』
「ほら、やっぱり先輩やりまくってるんだよ。そんなの、お尻でしたことないと知らないことだろ? 童貞だったなんて、絶対にウソだって!」
『ウソでもいいもん。ウソついたって事は、私のことを想ってくれたからでしょ? 優しいウソだよ……』
恋する乙女には、何を言っても無駄なのかもしれない。なんとか二人を別れさせたい。
でも、涼子に先輩の悪口を言っても、逆効果だと気がついた。

しばらく沈黙が続く。こらえきれず、
「ワセリンあるよ。待ってて」
と言い、机に向かう。そして引き出しからワセリンを取り出すと、涼子に渡した。
『なんで持ってるの?』
「あぁ、それ塗ると靴擦れしないんだよ」
『へぇ〜〜! そうなんだ。マー君、肌弱いもんね!』
涼子はそう言いながらふたを開けると、手にワセリンを取る。そしてそれを僕のチンポに塗り始めた。
「い、いいよ、自分でやるって!」
『それじゃ、練習にならないでしょ? いいからじっとしてて!』
そう言って、塗り広げていく涼子。

涼子は今、僕のチンポにワセリンを塗りながら、先輩のことを想っている……天国みたいな状況なのに、気持ちは地獄にいるようだ。
『OKかな? ゆっくりお願いね……』
涼子は、さっきまでの明るい感じが消えて、緊張した顔になっていた。

僕は涼子のお尻にあてがうと、少しずつ力を込めていった。チンポの先が涼子のアナルに押しつけられて、何とも言えない感触を感じる。固いというか、とても入るような気配がない感じだ。
『ヘーキ……大丈夫だから、そのまま力入れて』
緊張した感じで涼子が言う。僕は、言われるままに力を込めていく。
『んンッ!』
涼子の痛そうな声と同時に、先っぽが少し入った。それは、ついこの間経験した涼子の膣よりもはるかにキツく、痛いくらいだった。

「大丈夫?」
『やっぱり、すっごく痛いよw でも、大丈夫……そのままして……』
少し苦しげな顔で言う涼子。本当なら、こんな顔を見せられたら続けられるものではないと思う。でも、先輩とは最後までしたはずだ。そう思うと、嫉妬で冷静さが消えてしまう。

僕は痛がる涼子にかまわず、そのまま押し込んでいった。すると、先っぽが入っているので、ズブズブと比較的簡単に入っていく。強烈に締め付けられて軽い痛みを感じながらも、どんどん入れていく。

『ンッ! ン、アッ! ゆ、ゆっくり……んンッ!』
涼子が、泣きそうな顔で言う。その顔を見て、心が痛む。
「大丈夫? 抜こうか?」
『そのまま……大丈夫だよ』
痛そうな顔なのに、ムリに笑う涼子。僕は我慢できずに奥まで押し込むと、そのままキスをした。
涼子は僕にキスをされながら、思いきりしがみついてきた。アナルでつながりながら、キスをする……不思議な感覚だった。汚いとか、そんな事は一切思わないが、やっぱり普通じゃないという気持ちが強い。
こんなセックスをする栄治先輩は、やっぱり普通じゃないと思うし、涼子とするまで童貞だったなんて、ウソだとしか思えない。

『やっぱりマー君のは細いから、全然痛くないw』
涙目で言う涼子。
「うっせ。もういいだろ? 広がったんじゃね? 抜くぞ」
『全然広がってないよw ほらほら、動いてよぉ〜』
相変わらず涙目で言う涼子。

「わかったよ。痛かったら言えよ」
『細いからヘーキだってw』
「うるさいわ」
そう言って、僕は動き始めた。
『ンッ! んんっ! ぅ、アッ!』
涼子は痛そうにうめくだけで、気持ちよさそうな感じはない。ただ、僕も気持ち良くなかった。根元は痛いくらい締め付けてくるのに、肝心の亀頭がほぼ感覚がない。

それでも必死で腰を動かしていると、コツがつかめてきた。出入り口のところまで、抜けそうになるくらいチンポを引くと、強烈に気持ち良くなった。肛門にカリを引っかけるように腰を振ると、あっけないくらい簡単にイキそうになる。

『マー君、気持ち良い?』
「あ、あぁ、ヤバい、イキそう……」
『いいよっ! イッてっ! 中にっ!』
涼子のその言葉に、一気に限界が来てそのまま出してしまった。この前の膣に続き、後ろでも中に出してしまった……先輩への申し訳ないという気持ちと、このまま涼子を奪い取りたいという気持ちで、心の中がグチャグチャになった。

『へへw イッちゃったねw』
「ゴメン……中に……」
『大丈夫だよ。こっちは妊娠しないからw』
「いや、そう言う事じゃなく……裏切らせちゃったから……」
『だから言ったじゃん。幼馴染みだから、これくらいはありだってw 浮気じゃないよ』
涼子は、またそんな事を言った。本当に気持ちが読めない。

そして涼子は僕のチンポをティッシュで綺麗に拭くと、その拭いたゴミを持ったまま窓から出ていった。出ていくときに、ゴミくらい捨てるよと言うと、涼子は恥ずかしそうに”汚れてるから”と言った。

確かに、本来出すところに入れたのだから、多少は汚れるかもしれない。でも、涼子のだと思うと、少しも汚いと思わなかった。

一人になると、嫌なことばかり考えてしまう。涼子とエッチが出来るのは嬉しいけど、肝心の心を抱けないのは辛い。
だけど、あきらめるのはもう止めるつもりだ。卑怯な方法かもしれないが、先輩の浮気を調べて、涼子にわからせるつもりだ。

そして、行動に移そうと思っていた矢先、涼子に声をかけられた。
『マー君、今日ヒマ? ちょっと、ついてきて欲しいところあるんだけど……』
涼子は、深刻そうな顔をしている。その思い詰めた表情を見て、もしかして何かチャンスかな? と思ってしまった。

そして、涼子と一緒に移動を開始した。

「どこ行くんだよ?」
『ごめんね、ついて来て……』
こんなにも辛そうと言うか、思い詰めた感じの涼子は見たことがない。その感じに気圧されて、それ以上何も言えなくなってしまった。

そしてしばらく歩くと、一戸建ての住宅の前についた。ふと表札を見ると、栄治先輩の名字と一緒だった。
「これって、栄治先輩の家?」
『……うん……』
「な、なんでだよ、俺イヤだぜ」
そう言って帰ろうとすると、ドアが開いた。
「涼子、早かったな。彼? 幼馴染みくんは?」
『あ、はい、マーく、前島くんです』
「そう。よろしくね。上がってよ」
にこやかに僕に話しかけてくる栄治先輩。でも、全然目が笑ってない感じだ。

僕は覚悟した。多分、涼子とエッチをしたことがバレたのだと思う。涼子を見ると、泣きそうな顔になっている。
僕は覚悟を決めて、先輩の家に上がった。
先輩の家はそれなりに大きく、小綺麗な感じだった。そのまま2階の先輩の部屋に通されると、
「まぁ、そこに座ってくれよ」
と言われた。先輩と涼子がベッドの上に座り、目の前の床に僕が座る。3人の立場をよく現わしたような配置になった。

「俺と涼子が付き合ってるのは知ってるよね?」
先輩が、優しい口調で聞いてくる。本当に、絵に描いたようなイケメンだ。僕は先輩の話を聞きながらも、2人が座っているベッドの上で、いつも二人はセックスをしているんだ……と暗い気持ちで思っていた。

僕は、知ってますと答える。
「俺さ、涼子に君と会うなって言ったんだよね。わかるでしょ? いくら幼馴染みでも、自分の彼女が他の男と会うのって、イヤでしょ?」
『前島くんの事は、男と思ってないから……』
涼子が言う。

「こんな事言うんだよ。俺がイヤだっていてるのに、どうしても君とは会いたいみたいなんだ。君はどう思ってるの?」
「もちろん、友達です! 異性と意識してないです」
僕は、涼子の立場を考えてそう言った。

「ふ〜ん。じゃあ涼子、今キスできる? 彼の前で」
先輩は、冷たい目で言う。
『えぇっ? そんなの、恥ずかしいよ……』
「やっぱり出来ないんだ」
『そんな事ない!』

「じゃあしろよ」
『う、うん……』
そう言って、涼子は先輩に顔を近づける。そして、唇と唇が触れた……。

今までは、涼子の話だけだった。それでもショックだったけど、こうやって実際に見せられると、絶望感しかわかない。

少し唇が触れただけで、すぐ離れる涼子。心配そうに僕の方を見る。

「なんで彼の事見るの? やっぱり好きなんだろ? ずっと一緒にいたら、恋愛感情わくよね?」
『そんな事ないです! 違います……』
涼子は、泣きそうな顔で先輩を見つめる。

僕はさっきまで、涼子とエッチをしたのがバレたとばかり思っていた。それならば、それを理由に先輩が涼子のことを捨てるんじゃないかと期待していた。でも、まったく違う展開に、心が折れそうだ。

「じゃあ、いつもみたいにキスしろよ」
先輩が、冷たく言う。涼子は、今度はしっかりと両腕を先輩に回し、抱きつきながら舌を絡めるキスをする。

先輩は、自分から舌を絡めるようなことはせず、僕に見せつけるように角度を調整している。
そして、チラッと僕を見た先輩の目が、小馬鹿にしたように笑っている気がした。

「どう? 彼の前でするキスは?」
嫌な言い方をする先輩に、涼子は切なそうな顔をする。
『べ、別に、普通です。何とも思ってないから……』

「う〜ん、やっぱりイヤだな。恋愛感情がなくても、他の男と会って欲しくないよ。俺、涼子のこと愛してるから。俺だけの涼子でいて欲しい」
優しい口調で涼子に言う先輩。

『えっ? キスしたのに、ダメですか?』
食い下がる涼子。
「そこまでして彼と会いたいの? やっぱり、好きなんじゃない?」

『それは……幼馴染みとしては好きです……』
「ふ〜ん。じゃあ、彼の前でフェラできる?」
とんでもないことを言う先輩。
さすがに頭にきて、止めようとすると、
「君は黙っててくれるかな? これは、涼子と俺の問題だから。恋人同士の問題に、口出さないでくれる?」
冷たい目で言う先輩。もう、敗北感しかない……。

『わかりました……』
涼子はそう言うと、一瞬泣きそうな目で僕を見た後、先輩のズボンを脱がし始めた。

もう、とても見ていられないと思い、部屋を出ようとすると、
「座ってろよ。君のために涼子が頑張るんだぜ? 最後まで見てられたら、今までどおり2人で遊んでいいよ」
と言った。僕は泣きそうな気持ちのまま座り直した。

先輩は涼子の手によって、下半身裸になった。そのチンポは、確かに僕のよりは大きかったが、涼子が言うほどの違いはなかった。

そして、涼子が先輩のチンポを口に含んだ。
もう、本当に見ていられない。吐きそうな気分だ。小学2年の時からずっと好きだった涼子が、他の男のチンポをくわえている姿。これ以上の絶望を、想像することも出来ない。

ズチュッ! ズチュッ! と、嫌な音が響く。僕は、見たくないのに目が離せず、ただ見続けていた。

涼子は、最初からハイペースで頭を動かす。まるで、少しでも早くイカせようとしているようだ。
「あぁ、いいよ、気持ち良い。いつもより激しいねw 彼が見てるから興奮している?」
先輩が涼子の頭を優しく撫でながら、そんなキモいことを言う。

僕は、早く終われ! 早く終われ! と、心の中で念じ続けた。

「涼子、愛してるよ。愛してる?」
先輩がわざわざという感じで聞く。
涼子はチンポをいったん吐き出すと、
『あ、愛してます……』
と答えた。そして、すぐに全力でフェラをする。
この地獄は、いつ終わるんだろう?

そう思っていると、
「あぁ、涼子、イクよ、出るよ」
と、先輩がうめいた。
『んん〜っ!』

やっと終わった……。
もう、ここから逃げたい……それしか思い浮かばない。

「ありがとう。気持ち良かったよ」
『嬉しいです……』
「アレ? 飲んでくれたの?」
『うん……』

先輩はズボンを穿きながら、
「前島くん、ごめんな。なんか、嫉妬でおかしくなってたよ。君が、俺の知らない涼子を沢山知ってるんだと思うと、嫉妬してしまった……こんな事して、本当にすまなかった」
先輩は、さっきまでの氷のような目ではなく、優しい目で言ってきた。

これが逆にイヤだった。先輩が嫌なヤツだったら良かったのに、こんな風に謝られると、憎むことも出来ない。先輩は、涼子のことが本当に大好きで、幼馴染みの僕に嫉妬しているだけ……そんな感じだ。

『私こそゴメンなさい。ムキになっちゃって……』
先輩に謝る涼子。

「謝らなくてもいいって。今までどおり、涼子と仲良くしてあげてな」
先輩は僕にそう言う。涼子は、ホッとしたような顔になる。

僕は力なくハイと言い、部屋を出ようとする。

「本当にごめんな。気を使わせて。じゃあ、涼子、続きしようか」
背中にそんな声を受けながら、僕は一人家に向かった……。

今頃二人はセックスしているんだろうなと思うと、自然と涙がこぼれた。でも、絶対にあきらめないと、強く強く思った。

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