優一との子作りセックスが終わり、優一が帰ると、加奈子はすぐにクローゼットの扉を開けた。啓介は、いったん寝室から出て行った加奈子が戻ってきたことに気がついていなかったので、何の準備もしていなかった。強すぎる射精の快感にまだ呆けたようになっていた彼は、ビックリした顔で慌てて股間を手で隠した。
『フフ。こっちもいっぱいだね。こんなに出しちゃったんだ』
加奈子は、クローゼットの扉や床に落ちている精液の塊を見ながら、楽しそうに言う。啓介は、うつむいてゴメンと謝る。
『早く出てきて。そのまま出来る? もう、大きくなってるでしょ?』
加奈子は、啓介をせかす。そして、出てきた啓介に抱きつきながらキスをする。かなり激しいキスをしながら、加奈子は啓介をベッドに押し倒す。啓介は、加奈子の積極的な態度に戸惑いながらも、舌を絡めて激しくキスをする。
しばらくキスを続ける二人。すると、加奈子は脚を拡げて啓介を見つめる。啓介は、加奈子の誘うような目つきにドキドキしながらも、拡げられた脚の付け根を見つめている。
優一のために短く整えられたヘア。そして、まだ少し広がったように見える膣口。そこからは、白いモノが流れ出てきてしまっている。
啓介は、自分の妻の膣から他人の精液が流れ出ている状況に、今さらながら後悔をしていた。でも、啓介はそんな考えを振り切るように加奈子に覆い被さっていく。そして、すでに爆発しそうになっているペニスを押し込んだ。
『あなた、すごく固い。動いて。早く中に出して』
加奈子は、焦ったような口調で言う。啓介は、正直こんな事をしても無意味だと思っている。自分の精子では、ほぼ妊娠の可能性はない。それに、先に若くて生きの良い優一の精液が中に出されているのなら、手遅れだと思ってもいる。
それでも、啓介は腰を動かし始めた。最初から勢いよく、必死で腰を動かしている。
『あなた、興奮した? 覗き見するのは、どうだった?』
加奈子は、興奮した顔で聞く。啓介が挿入して必死で腰を動かしているのに、気持ちよさそうな感じはあまりない。啓介は、正直にすごく興奮したと告げた。
『私が他の人で感じてる姿、イヤじゃなかったの? 怒ったりしないの?』
加奈子は、まるで挑発するような口調で言う。啓介は、腰を動かしながらイヤじゃなかったし、怒ったりもしていないと言う。
『変なの。でも、焼き餅焼いてくれてるんだよね。それは嬉しいな……』
加奈子は、そんな事を言う。さっきから、まるで普通の会話をしているような感じだ。啓介は、必死で腰を振りながら、気持ちよくないのかな? と、暗い気持ちになっていた。
「……気持ちよくない?」
啓介は、とうとう加奈子に質問をした。あまりに加奈子が普通に会話を続けるので、心配になって聞いてしまった感じだ。
『……気持ち良いよ。でも、優一君のすぐあとだから……。ゴメンね、感覚が薄くなってるみたい……』
加奈子は、申し訳なさそうに言う。啓介は、
「優一君の方が気持ちいい?」
と、さらに質問を重ねる。
『……うん。ゴメンね。でも、前も言ったよね?』
加奈子は、怪訝な顔をする。同じ質問を、何回するんだろう? そんな表情だ。でも、啓介が何か答える前に、加奈子はニヤッとしながら、
『フフ。固くなった。わざと聞いてるんだね。優一君の方が気持ちいいって、聞きたいんだね』
と言った。啓介は、図星を突かれて言葉に詰まる。
『良いよ、もっと聞かせてあげる。その方が、興奮するし気持ちいいんでしょ?』
加奈子は、イタズラっぽく言う。そしてすぐに、
『優一君のは、啓介さんのじゃ絶対に届かない所まで届くの。子宮に届いて、それだけじゃなくてギュッと押してくるの。あんなの、知らなかった。あんなに気持ちいいことが世の中にあるなんて、全然知らなかった』
と言った。啓介は、その言葉に激しく反応し、一気に興奮が高まる。そして、射精しそうになったのを堪えながら腰を振り続ける。
『フフ。もっと固くなった。本当に、寝取られ好きなんだね。じゃあ、妊娠してからも見せてあげるね。優一君とエッチする所』
加奈子は、そんな事を言った。啓介は、その言葉を聞いた途端に射精を始めてしまった。イクのを必死で堪えていたのに、一気に爆発するように射精してしまった啓介は、うめきながら射精を続ける。加奈子は、中に出されながらもニヤニヤしたような顔で受け止めている。
『やっぱり、早いね。そんなに興奮しちゃうんだね。でも、喜んでくれて良かった……。イヤな思いさせてるかなって、心配だったから……』
加奈子は、安心した顔で言う。啓介は、その言葉を聞いて困惑した顔になる。でも、すぐに質問を始めた。
「本当に、妊娠出来たあとも彼とするつもりなの?」
啓介は、心配そうに質問する。加奈子は、
『……どっちが良い?』
と、質問で返す。啓介は、口ごもって返答が出来ないでいる。
『聞かなくても、顔見ればわかったよ』
加奈子は、本当に良い笑顔で言う。啓介は、観念したようにうなずいた……。
そして、数週間経過し、加奈子の妊娠が確定した。涙を流して喜ぶ加奈子。
『啓介さん、本当に嬉しいね。良かった……。あなた、愛してる』
そう言って、啓介に抱きつく彼女。啓介は、優しく加奈子を抱きしめながら、どちらの子種で妊娠したのだろう? と、考えていた。
啓介の予想に反して、妊娠が確定して以来、加奈子は優一のことを口にしなくなった。啓介は、ホッとしながらも少し残念に思う気持ちも持っていた。だが、啓介の方からなにかを言う事もなく日々は流れていく。
徐々に膨らんでいくお腹、つわりに苦しむ加奈子。でも、本当に幸せそうな笑顔を見せるようになっていた。両親達もとても喜び、気の早い義母などは加奈子にベビーベッドを贈ったりした。
啓介は、妊娠した直後に感じていた”どっちの子種なんだろう?”という疑念もほとんど感じなくなっていて、安定期に入った最近では、自分の子種で妊娠したと確信しているような気持ちにもなっていた。優一との事なんて、なかった……そんな風に思うまでになっていた。
そんなある夜、
『ねぇ、久しぶりに……してあげようか? その……溜まってるんじゃないかなって……』
と、加奈子が恥ずかしそうに言ってきた。大きなお腹でそんな事を言う加奈子に、啓介は驚いていた。なんというか、妊娠してお腹が大きくなった加奈子を、啓介は女性と言うよりは母親だというイメージで考えていた。
それでも、半年ぶりのお誘いに啓介はドキドキして興奮し始めていた。口ごもる啓介……。加奈子は、パジャマの上から啓介のペニスをまさぐり始めた。久しぶりの性的な刺激に、啓介はうめく。そして、すぐに勃起し始めてしまう。
『もう、カチカチになった。脱がせちゃうね』
加奈子は嬉しそうに言いながら啓介のパジャマとパンツを脱がせていく。そして、下半身裸になった啓介は、勃起しすぎて縦に揺れるようになっているペニスを、恥ずかしいと思っていた。
加奈子は、優しくペニスをしごき始める。啓介は、思わず声を漏らす。
『気持ちいい? 本当に、いつもありがとう。色々助けてくれて、助かってるよ』
加奈子は、感謝の気持ちを込めて言う。日々、啓介は本当にかいがいしく加奈子のことをフォローしている。料理も掃除も洗濯も、出来るときは率先してやっている。そんな啓介のことを、加奈子は心の底から愛していると思っているようだ。
加奈子は、しばらく手でしごいたあと、すでにイキそうになっている啓介のペニスを口に含んだ。すぐに絡みついてくる舌に、啓介はまたうめき声を上げる。
『気持ちいい? もっと感じて』
加奈子は、そう言いながら啓介のペニスを舐め回す。啓介は、お腹の大きな加奈子がフェラチオをしている姿に、強い興奮を感じている。啓介は、イクのを堪えるのに必死になってきた。
『もっと興奮したい? もっと気持ちよくなりたい?』
加奈子は、妖艶な笑みを浮かべながら言う。啓介は、ドキドキしながらうなずく。何をされるのだろう? そんな期待と不安で心臓がバクバク音を立てているような感覚になっている。
『じゃあ、興奮させるね。ちょっと待ってて』
そう言って、服を脱ぎ始めた加奈子。あっという間に全裸になる。啓介は、加奈子の裸を見るのは久しぶりだったので、大きなお腹や張って大きくなった胸に驚いていた。ワンサイズ以上大きくなったような感じの胸。血管も浮いていて、いまにもはち切れそうだ。薄暗い照明の下でもわかる、色の濃くなった乳輪と乳首。啓介は、妊婦のヌード姿に激しく興奮した。でも、加奈子はそのまま立ち上がった。そして、啓介の手を取った。
啓介は、加奈子の行動の意味がまったく理解出来ないでいる。ポカンと、呆けたような顔で加奈子を見つめる彼。すると、加奈子は彼の手を自分の股間の下のあたりに持って行く。そして、軽く脚を拡げると、ンッ、と声を上げて力み始めた。
その途端に、加奈子の膣から垂れてくる物がある。啓介の手の平に、それは直撃した。驚く啓介。手の平には、どんどん液体が溜まっていく。熱さを感じ、臭いを感じる啓介。その臭いは、どう考えても精液の臭いだ。
驚愕の表情を浮かべる啓介に、加奈子は、
『今日、優一君にしてもらったの。すごくビックリしてたけど、啓介さんの望みだからって言ったら、理解してくれたよ』
と、笑顔で言う。啓介は、脚が震え始めていた。まさかの事態。もう、加奈子も忘れている……そんな風に思っていたし、啓介自身もほとんど忘れていた。
『フフ。やっぱり、喜んでる。良かった、少し心配だったんだ』
加奈子は、啓介の股間あたりを見ながら言う。ホッとした表情と口調。啓介は、慌てて自分の股間を見た。ついさっき射精したばかりのペニスなのに、ギンギンに勃起していて今にも破裂しそうだ。何度も縦に揺れ続けるペニスは、制御盤が壊れた機械みたいだ。
『約束だったもんね。妊娠したあとも、彼とエッチするって。どうする? 見たい? 車で待ってるんだよ。呼べば、すぐに来てくれるよ』
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