凜々花とのセックスは、完全に変わってしまった。回数も、以前よりも格段に増えた。というよりも、仕事が遅かったとか、生理になったとか、そういう理由がない限りほぼ毎日になってしまっている。もちろん、僕にとっては嬉しいことだ。凜々花が不感症だった時は、こんな日が来るとは思っていなかったし、もっとセックスを楽しめたら良いなと思っていた。
ただ、実際にそうなると、体力が保たないくらいに疲労することを知った。そんな日々が続き、あきらかに僕が疲れた顔を見せるようになると、凜々花は僕の体力を気遣うようなセックスをするようになった。彼女が上になったり、ディルドを多用するといった具合だ。
今日も、ディルドを床に吸盤で立て、その上にまたがって腰をスライドさせるように動かしている。ペタンと完全にお尻を降ろしているが、痛みも圧迫感も感じていないようだ。すっかりと、慣れてしまったみたいだ……。
「康くん、気持ちいい? いつでもイッて良いよ。私もイク。大っきなオモチャで、奥までギュッてされながらイクの」
凜々花は、恥ずかしそうに言う。でも、言いながらも腰の動きはさらに早くなっている。可愛らしくてウブな凜々花が、すっかりと変わってしまった。僕は、そんな彼女の卑猥なオナニーを見つめながら、オナホを動かし続けている。
最近では、この形が多い。ディルドでオナニーをする凜々花の横に立ってフェラチオして貰うこともあるが、それだと凜々花は集中出来ないし、意外に僕も疲れてしまう。立っているだけでも、身体に力が入るので疲労してしまうみたいだ。そんなこともあって、凜々花のオナニーを見ながら、オナホを使うようになった。
正直、オナホでオナニーをするのは惨めな気持ちもある。でも、人体とはまったく違う構造の内部のヒダヒダは、恐ろしく気持ちいい。このオナホは、凜々花が買ってくれたものだ。凜々花は、あのLサイズのディルドでは飽き足らず、ネットでLLサイズを購入した。その時に、オナホも買ってくれた。
ただ、LLサイズのディルドは、いましているような使い方は出来ない。さすがに大きすぎて、根元まで入れることが出来ないからだ。卑猥に腰を振る凜々花のすぐ横に、そのディルドは置いてある。長さは20センチある。太さも凜々花の小さな手では、指が回りきらないくらいある。
まさか、こんな事になるとは思っていなかった。凜々花が、ディルでオナニーをする……その横に、さらに大きなディルドが置かれている。アダルトビデオの撮影現場なのかな? と思ってしまうような、淫靡な空間になってしまった。
「イクっ、康くん、イッちゃうっ、うぅっ!」
凜々花は、背中をのけ反らせるようにしてオルガズムに達すると、やっと動きを止めた。僕は、一緒に射精することはなかった。まだ、凜々花のオナニーが終わらないとわかっているので、動きを止めて堪えていた。
「……こっちも使うね。康くんも、興奮して。凜々花のエッチな姿見て、興奮して欲しい」
凜々花は、声がうわずる。Lサイズのディルドで果てた後も、まだ興奮が収まらない。本当に淫乱になってしまった。以前の凜々花は、不感症だと思っていた。でも、結局それは、僕が下手なだけだったのだと思う。
凜々花は、立ち上がる。根元まで入っていたディルドが抜け、気持ち良さそうにうめく彼女。もう、全身が敏感になっているみたいだ。抜けたディルドは、ドロドロになっている。まだらに白い粘液状のものも付着していて、酷い状況だ。
「見ないでよ~。恥ずかしい……こんなになっちゃった」
凜々花は、僕の視線に気がついて、顔を真っ赤にしながら慌ててディルドを床から引き剥がす。可愛らしい彼女がディルドを握っている姿は、本当に違和感が大きい。こんな卑猥なものを使うとは思えないルックスをしている。
凜々花は、ドロドロになったディルドを僕からは見えない場所に置くと、LLサイズのディルドを手に持った。笑ってしまいそうになるくらいに、大きい。凜々花の小さな手で持たれると、より大きさが際立つ。小柄な凜々花の膣に、とても入るとは思えないサイズ感だ。
「大っきい……ゴメンね、こんなの使うようになっちゃって……」
凜々花は、申し訳なさそうに言う。でも、その顔はあきらかにさらに発情状態になっている。凜々花がディルド相手に発情しているのに、僕はオナホに挿入したまま固まっている。夫として、情けない状態だと思う。
凜々花は、ディルドをクローゼットの扉にくっつけた。Lサイズみたいに床に貼り付けるのではなく、扉の腰の高さに貼り付けている。そして、すぐに後ろを向くと、お尻をディルドに近づけていく。
すっかりと慣れた動きで、大きすぎるディルドを膣に押しつける。そのまま躊躇なく挿入すると、
「アグゥッ、うぅ、太い……」
と、うめくような声を漏らす。快感を感じていると言うよりも、戸惑っているようなリアクションだ。でも、すぐに腰を前後に動かし始めてしまった。
「んっ、んっ、あっ、気持ちいい。康くん、ダメぇ、もうイキそう」
凜々花は、とろけきった顔であえぐ。卑猥に動く腰は、とんでもなくなまめかしい。立ちバックの体位で、凜々花の方が腰を動かす姿は、淫乱としか言えない。
「あっ、アンッ、イクっ、奥にギュッてなってるのっ」
凜々花は、腰を動かし続ける。泣きそうな顔になっているが、腰の動きはさらに激しくなる。僕は、射精しそうな感覚を堪えながら、凜々花に自分の乳首を触るように指示をした。もう、恥ずかしがることもなく、すぐに自分の乳首を触り始める凜々花。腰の動きも、さらに大きくなる。
「乳首も気持ちいいっ、あぁ、ダメ、またイク、イクイクっ、イクぅっ」
凜々花は、乳首を刺激しながらさらに高まっていく。アイドルみたいな見た目の彼女が、酷い姿をさらしている。お尻をぶつけるように激しく前後に動かしながら、乳首を強く摘まんでいる。僕は、オナホを再び動かし始めた。すぐに射精してしまいそうな程高まっている。
「康くん、キスしたいっ」
凜々花は、切なげな顔で叫ぶ。本当に切羽詰まったような顔をしている。僕は、慌てて彼女の横に行き、すぐにキスをした。僕が舌を絡める前から、彼女の小さな舌が飛び込んでくる。荒い息遣いで、夢中でキスをしてくれている。
僕は、夢中で舌を絡め続ける。すると、凜々花の手が僕のオナホに伸びてきた。射精しないように、コントロールしながらオナホを動かしていたが、凜々花は激しく動かしてくる。一気に限界が来てしまう。
「イッてっ、凜々花もイクっ、一緒にっ!」
凜々花は、僕のオナホを動かしながら、腰の動きも加速していく。そして、すぐに射精を始めると、凜々花もガクガクッと腰のあたりを震わせてオルガズムに達した。すぐにキスをしてくる彼女。激しく動く舌が、興奮を伝えてくる。最高に気持ちいい射精だった。でも、結局、凜々花に挿入せずに終わってしまった……。最近は、このパターンが増えてしまっている。でも、不満はない。むしろ、気持ちよすぎるくらいだ。たぶん、オナホの方が膣よりも複雑な構造に出来る分、単純な快感は大きいのだと思う。
「ゴメンね、またオナホで終わっちゃったね……綺麗にする」
そう言って、凜々花はお掃除フェラを始めてくれた。これも、以前はなかったことだ。セックスに淡泊だったせいもあり、終わるとすぐにシャワーを浴びに行く感じだった。ローションと精液で汚れているのに、気にせずにフェラチオをしてくれる。最初はローションなんて、舐めて良いのかな? と思ったが、実は海藻がベースで食べることも出来ると聞いて驚いた。
「気持ちよかった? 凜々花が大っきなオモチャで感じるの見て、ヤキモチ焼いた?」
凜々花は、少しだけ挑発的な感じになっている。これも、以前はなかったことだ。僕が、ディルドで感じる凜々花を見て強く興奮するのが、嬉しいみたいだ。正直に、嫉妬して興奮したと伝えると、
「嬉しいな……愛してるって事だよね? 凜々花のこと、大好きって事だよね?」
と、無邪気に聞いてくる。あきらかに、僕に対する執着心が増している。これは、どういう心理状態なのかわからない。もしかしたら、逆寝取られ性癖のような感覚なのだろうか?
セックスは少し歪な形になっているが、夫婦仲はますます良好になってきている。幸せを感じるし、このままずっと仲良くやっていけると確信している。でも、大介のことがどうしても頭から離れない。あんなにもあっけなく凜々花をイカせた彼……凜々花の恥ずかしいところを見られてしまったし、膣中に指を入れられてしまった。いまだに激しい嫉妬を感じてしまうし、敗北感も感じる。でも、あれ以上のものを見たいという気持ちが日増しに膨らんでしまう……。
「これって、もしかしたらあの窓のマークとこのマークが、同じって意味なんじゃないのかな?」
凜々花が、謎解きの問題文を読みながらそんなことを言う。今日は、屋外型の謎解きイベントに参加している。市町村が、町おこしのような感じで企画したイベントだ。普段は電車で通過するだけの駅だが、こんな風に謎解きで色々歩き回ると、知らなかった街の魅力が発見出来て楽しい。
凜々花は、謎解きはそれほど得意ではないが、こんな風に町歩きをして食べ歩きをして、一日過ごすのがとても好きだ。そして、意外に直感力がすごい。僕は、どちらかというと深く考えて謎を解くのが得意だ。屁理屈をこねるような感じの謎は、かなり正解率が高い。でも、凜々花のこの直感力にはいつも驚かされる。
僕は、なるほどと言って、そのマークの一致をヒントに謎を解く。すると、あっけなく解けて、次の移動場所がわかった。凜々花にお手柄だねと言って褒めると、
「康くんがすごいんだよ。どうしてそんなに頭が良いの? カッコいいよ」
凜々花は、本当にうっとりとした顔になっている。こんな風に、凜々花に褒められるとすごく嬉しい。そして、手を繋いで次の問題文がある場所に移動を始めた。幸せな瞬間だ。でも、どうしても大介のことが頭をよぎってしまう。
「こんなところに、そば屋さんなんてあったんだね。松茸、時価だって。いくらなんだろうね?」
町歩き型の謎解きは、こうやって色々なお店に立ち寄るのも楽しい。松茸なんて、考えてみたら食べたことがない。ただ、それほど食べてみたいとは思えない。天ぷらソバを食べながら、謎解きの問題を考える。二人で考えると、色々なアイデアが出てきて楽しい。
今日の凜々花は、いつもに増して可愛らしい。少し短めのスカートも可愛いし、クルクル巻いた髪がフワフワでより可愛らしさを強調していると思う。アイドルでもやっていけるのではないか? そんな風に思ってしまうくらいに、可愛らしいと思う。
「可愛い?」
僕の視線を感じて、可愛らしく微笑みながら聞いてくる彼女。もちろん、可愛いよと伝える。
「知ってる」
おどけたように答える彼女。でも、本当に無邪気に嬉しそうだ。こんなに楽しくて幸せなのに、どうしても変な妄想が頭から離れない。
会員様ログインはこちらから
【会員様ログインページ】



