私は、妻がカズ君とコンドーム無しで繋がりながら、口移しで食事を食べさせられているのを聞き、嫉妬と焦りで嫌な汗をかいていた。でも、そんな状況なのに、私のペニスは10代の頃のようにガチガチに固く勃起している。最初、妻が他に好きな人が出来たと言い出したとき、私は絶望しか感じなかった。それが今、妻が他の男とセックスをしているのに、異常なほど興奮してしまう自分がいる。
『美味しい。もっと、グチャグチャに噛んで。カズ君の唾液でドロドロにして♡』
妻は、甘えた口調で言う。まるで、少女にでもなってしまったような感じだ。
「うん。でも、僕にも欲しいな」
カズ君が、うわずった声で言う。
『いいよ。待ってて』
そしてしばらく声が消える。
「あぁ、美味しい。純ちゃん、もっと欲しい」
『ダメだよぉ。次は私の番だもん!』
「そっか、わかった」
こんなやりとりをする2人。咀嚼して、食べさせ合う。そんなプレイは、してみようと思ったこともなければ、思いついたことすらない。
『あぁ、ダメぇ、動くの禁止だよ。だって、すぐイッちゃうもん♡』
「じゃあ、純ちゃん、キス……」
『んっ〜っ!』
「なんか、食べながらってすごくエッチだね」
『うん。すごくドキドキしてる』
「ホントだ。ねぇ、さっきの使ってみる?」
『うん♡ 狂わせて……全部忘れちゃうくらいに……』
妻は、意味ありげなことを言う。私は、妻のことを信じたいという気持ちと、このまま奪われてしまうのではないかという危機感で、足元が震えるような感じになっていた。
「じゃあ、そこに座ってみて」
『うん、じゃあ抜くね……。うぅっ、抜いても、まだ入ってるみたい』
「今日で純ちゃんのアソコ、僕の形に造り替えちゃうからね」
『うん。カズ君の形にして欲しい♡』
恋人同士のような会話を続ける二人。私は、聞かなければよかったなと後悔していた。
「じゃあ、足拡げてみて」
『うん……』
「入れるよ」
『ウゥ、けっこう太いね……アッ、は、入った?』
「うん。途中まで入ると、勝手に引き込まれてくんだね」
『あぁ、これ気持ち良いところに当ってる……。クリにもすごく密着してる』
うわずった声で言う妻。大人のおもちゃを入れられて、期待で声がうわずっているみたいだ。
「オルガスターって言うんだね。なんか、すごい名前。スイッチ入れてもいい?」
カズ君が、やっぱりうわずった声で聞く。
『いいよ、最初は弱くね』
「わかった」
『うぅっ! うぅ、あぁ、すごい、これ、あぁっ、ダメぇ、気持ちいいっ、すごいの!』
妻は、いきなり強くあえぎ始めた。
「まだ一番弱だよ」
『うぅ、で、でも……これ、クリにすごくあたって……うぅっ、と、止めてっ、1回止めてっ!』
妻は、感じるを通り越えて、怖いと感じているような声だ。
「わかりました!」
『うぅ……すごかった……。これ、スイッチ入れると勝手に奥に入って来ちゃう感じだよ……。クリにすごく密着するの』
「純ちゃん、すごい顔になってたよ。すごく気持ちよさそうだったね」
『うん……。軽くイッちゃったよ……。これ、強にしたら狂っちゃうかも……』
「純ちゃん、狂わせてあげるよ」
『うぁああっっ!! ダメぇっ! 強いっ! 強すぎるぅッ! アッ! あぁっ! クリダメぇっ! 奥も凄いのぉッ! アッ、アッ! 気持ちいいっ! よすぎるっ! ダメっ! イクっ! イクっ!』
妻の大きなあえぎ声と、ビィーンというモーター音が響いてくる。
「もっと感じてっ! 全部忘れて狂って!」
カズ君が、興奮しきった声で言う。
『ダメぇっ! イッてるっ! もうイッてるのっ! イヤぁぁ、おかしくなちゃうっ! うぅあっ! あぁんっ♡ アッ、アッ、ンオオォオオおぉっ!! イグッ! イゥグゥっ!』
妻は、今まで一度もしたことがないくらいのあえぎ方をしている。カズ君がというよりは、バイブが凄いのだと思う。でも、そんなはしたない姿を、私ではない他人にさらしているというのは、悔しいし嫉妬してしまう。
「弱くするね……」
『うぅ、あぁ、ダメぇ、止めてぇ、イキっ放しになっちゃうぅ……』
「いいよ、失神するまでイッても良いよ」
『ダメぇ、怖いっ、怖いの……あぁっ! また、イクっ! うぅっ! 狂っちゃうっ!』
「ほら、うつぶせになってごらん」
『ヒィ、あぁ、イヤァ、恥ずかしい……ダメぇ、こんな、うぅっ』
「丸見えだよ。アナルもヒクヒクしてる」
『恥ずかしいよぉ……。もう止めて、イキすぎて怖いの』
妻は、切羽詰まった声で言う。本当に、イキすぎて怖いような状態なのだと思う。私とのセックスでは、一度も到達したことのない領域だと思う。
「純ちゃん、このまま後ろに入れるよ」
『えっ!? このまま? ダメだよ……、うぅぅ、ひぃぐぅ……裂けちゃうっ、あ、あぁ、イギィッ!!』
「入った。あぁ、振動が伝わってくるよ」
『壊れちゃうぅ……ダメ、ダメなの、もうダメぇ、イヤぁっ!』
妻は、痛そうな感じではなくなっている。それどころか、今まで味わったことのない快感を味わい、パニクってるみたいな感じだ。
「動くよ……」
『う゛ぅっ! ンおおぉぉっ! イグッ! イグぅっ! 死ぬぅっ!』
断末魔の声みたいなものをあげながら、妻が絶叫する。私は、怖くなってしまった。こんな快感を味わってしまったら、もう私とのセックスなどでは感じなくなってしまうのではないか? でも、そんな心配をすればするほど、私のペニスはより固くなっていく。
私は、我慢しきれずにペニスを取り出し、しごき始めてしまった。少ししごいただけで、イッてしまいそうなほどの快感……。私は、自分がおかしくなってしまったのではないかと不安になってしまった。
「じゃあ、強にするよ」
『ダメっ! 死んじゃうっ! んああぁあ゛あ゛あ゛ぁっ!! イグぅっ! イグぅぅーーっっ!! あ゛あ゛あ゛ぁっーーっっ!!』
「ほら、もっと感じてっ! 狂って良いから!」
『お、オオオォオ゛オ゛オ゛ぅっ!』
「あぁ、純ちゃん、イクっ! イクっ!」
『う゛う゛う゛ぅっっ!!』
妻が断末魔の声をあげるのと同時に、私は射精してしまった。壁にすごい勢いで飛んで行く私の精液……。快感が強すぎて、私はうめき声をあげていた。
そして、カズ君の荒い息遣いだけになった……。すぐにモーター音が消え、また無音になる。
しばらくすると、
「大丈夫?」
と、心配そうなカズ君の声。
『……大丈夫なわけないじゃん……』
弱々しい妻の声。
「ごめん……。抜くよ……」
『うぅ……ゆっくり……溢れちゃぅ……』
「ご、ごめん。少し血が出てる……」
『平気だよ。ちょっと切れたんだと思う……。でも、すごかった……。頭真っ白になったよ……。一瞬、気失っちゃった……』
「すごかったね。本当に死んじゃいそうだったよ」
『もう〜。怖かったんだからね!』
「愛してる」
『愛してる』
そして、また無音になる。壁の向こうで、濃厚なキスをしているのが透けて見えるようだ。
ラブホテルにいるのに、私は一人、むこうは二人……。疎外感が私を襲う。妻は、こんなセックスを味わったあとでも、私の元に戻ってきてくれるのだろうか? まったく自信がない。しかも、まだ始まったばかりだ。今日は、妻とカズ君はここに泊まるはずだ。あと何回、こんな激しいセックスをするのだろう?
『あれれ? また大きくなってる』
「うん。だって、純ちゃんとキスするだけで、イキそうになるから」
『私もだよ……。ていうか、私はキスだけでイッちゃったけどね♡』
イタズラっぽく言う妻。もうじき30歳の人妻と20歳そこそこの男の子……。普通で行けば、結婚までには至らないと思う。火遊びとか、都合の良い女とか、そんな程度の関係で終わるはずだ。でも、この二人に限っては、とことんまで行ってしまいそうな感じがする。
『ちょっと、シャワー浴びてくるね。中に出すんだもん、きっと大変だよ』
批難する感じではなく、からかうような感じで言う妻。カズ君には、何をされても嬉しいのだと思う。
「前にも後ろにも出しちゃったね。もう、純ちゃんは俺のものだよ」
『え? 知らなかった? もう、とっくにカズ君のものになってるよ♡』
妻のその言葉に、私は身もだえしながらイヤフォンを外した。もう、聞いているのがつらすぎる……。
私は、とりあえず壁の精液を拭き取り、ベッドに寝転がった。どうするべきか? もう、止めるべきなのではないか……。普通に考えれば、それ以外に選択肢はない。でも、私はここで止めるのはフェアじゃないと感じていた。人を好きになることを止めることなんて出来ないと思う。妻が私と結婚したのは、単にカズ君と出会っていなかったからではないのか……。もしも、私とカズ君と同時に出会っていたら、妻は私を選んだのだろうか?
そう考えると、ただ先に出会っただけの私が、カズ君にチャンスを与えないのはアンフェアな気がする。こんなことを考えること自体、私が狂ってしまった証拠のような気もするが、私はそんな考えに凝り固まっていた。
私は、長い時間そんな事を考え、答えが出せないままにウジウジしていた。すると、
『アァッァッ! イクっ!』
と言う、妻の声が聞こえてきた。壁越しにもハッキリと聞こえるくらいの音量。さっきみたいに、絶叫しているのは間違いないようだ。
私は、よせば良いのに我慢しきれず、イヤフォンを再び耳に当てた。
「凄く締まってるよ。もう、痛くないの?」
『うん、痛くない。気持ちいいの! お尻でも気持ち良いのっ!』
妻の声がする。もしかして、私がとりとめのない事をウジウジ考えている間中、ずっとアナルでしていたのだろうか? そして、もう感じるまでになってしまったのだろうか? 私は、妻がどんどん浸食されているようで、怖くなってしまった。
「純ちゃん、もっと感じて! 僕ので狂って!」
『狂ってる! 狂ってるもん! もうダメッ! またイッちゃうっ! お尻気持ち良いのっ!』
「良いよ、イッてっ! 僕も凄く気持ち良い!」
『カズ君、キスッ! キスしてっ! ずっとキスしててっ!』
泣きそうな声で叫ぶ妻。月に一度しか会えないことで、余計に気持ちが強くなってしまったのかも知れない。
そして、妻のうめき声だけが響く。私も、妻とセックスをしているときにキスをするのは好きだ。でも、こんなに長くキスしっぱなしということはない。二人の愛情の深さと比べて、私のは足りないのかな? と、敗北感を感じてしまう。
「純ちゃん、イクよ」
『うん、イッてっ! 中に欲しいっ! カズ君の中に出してっ!』
「うぅっ! うっ!」
『ウゥああっ! 愛してるっ!』
「純子、愛してるっ!」
立て続けにこんなにもセックスをする二人。私は、イヤフォンを外し、身支度を調えた。そして、備え付けの電話でチェックアウトを告げ、部屋を出た。廊下に出て、二人が入っている部屋のドアを見た私。もう、妻は戻ってきてはくれないと諦めていた。そして、私はホテルを出た。
家に戻ると、ポッカリと心に穴が空いたような気持ちになった。妻を失った絶望感の中、風呂に入ってシャワーを浴び、缶ビールを飲み干して泥のように眠った。
目が覚めると、もう昼だった。すっかりと眠り込んでしまった。ソファで酔い潰れて眠ってしまうなんて、学生の頃以来だなと思いながら周りを見回す。当然のように、妻はいない。でも、私は身体に毛布が掛けられていることに気がつき、一気に覚醒して飛び起きた。
そして、寝室のドアを開けると、妻がベッドに眠っていた。私は、妻が戻ってきてくれているのに、なぜ? どうして? と、疑問を感じてしまった。そしてそのまま彼女に近づく。すっかりと熟睡状態だ。可愛らしい寝顔で、スヤスヤ眠る妻。いつの間に帰ってきたのだろう?
私は、そっとベッドに潜り込み、彼女に抱きついた。今は性的な欲求はないはずなのに、なぜか自分でも驚くほど勃起してしまった私。勃起したペニスが彼女の身体に当ってしまう。慌てて身体を離そうとしたが、
『ふふ。なんか、固いの当ってるよ♡』
と、妻が私の方に顔を向けて笑いながら言った。私は、妻がどういう心境なのかはまったくわからないが、戻ってきてくれたんだと理解した。
「ご、ごめん。なんか、どうしてだろう? 朝だからかな?」
しどろもどろの私に、
『もうお昼だよ。ねぇ、このままして……』
潤んだ目で言う妻。私は、すぐに彼女にキスをした。でも、どうしても妻がカズ君と長時間キスをしていたことが頭をよぎる。それに負けないように、激しく舌を絡め、強く彼女の身体を抱きしめる。
妻も、いつもとは違う私の強引なキスに応えるように、激しく舌を絡めてきてくれた。
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