「国性庁から来ました。調査官の斎藤です。本日の性務調査はよろしくお願いします。
国性庁。少子化問題解決のために設立された省庁。
妊娠出産、不妊、性教育、夫婦生活にいたるまで、国民の「性」に関するあらゆる事柄を管轄とする。
設立以来、国性法を根拠に国民の性生活に積極的に介入してきた結果、我が国の出生率は改善され、過去のベビーブームを抜きさる勢いである。
今回の性務調査対象は横山夫妻。
幼少期から親交がある、いわゆる幼馴染同士で結婚した夫婦であり、感情的な結束は強いと見られる。
夫婦仲は一見良好であるが、入籍後二年で妊娠の兆候がないため性務調査対象に指定された。
国性庁による健康診断によると夫婦とも心身に問題は見当たらず。
夫については陰茎のサイズが平均を大幅に下回るものの、生殖に問題はないようである。
妻については、乳房・臀部の肉付きともに非常に良好であり、男性の繁殖欲をかきたてる容姿をしている。






