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オタサーの姫だった妻と、ファンだった僕の友人の秘密(オリジナル転載禁止)


「どうしたの? ジッと見てるね」
妻のあやみに言われて、少し動揺してしまった。朝ご飯を食べながら、相変わらず可愛いなと思って見つめてしまっていた。それを伝えると、
「そんなことないよ。私なんて、普通だもん。でも、ありがとう」
あやみは、嬉しそうに笑ってくれた。結婚して4年経つ。あやみも僕も32歳になり、それなりに加齢を感じるようになってきた。あやみは2年前に子供も産んでいるので、肉体的には大きな変化があったはずだ。それでも僕の目には、あやみは学生の頃と変化がないように見える。
あやみは、160センチで45キロくらいの細身の女性だ。手足が長くてモデルさんみたいだなと思うが、本人はまったくそう思っていない。むしろ、自分が可愛くないとか、スタイルが悪いとすら思っている節がある。
全てが平凡というか標準値みたいな僕とは違い、あやみは美しくて可愛らしい、最高の女性だと思っている。そして、こんな風に見惚れてしまうこともいまだにある。あやみは、息子がまだ2歳ということもあって、仕事は休職中だ。毎日子育てや家事をしてくれていて、とても感謝している。

そんなあやみだが、中身はけっこうなオタクだ。アニメや漫画が大好きで、聖地巡礼とかもよくしていた。僕も好きな方だが、あやみほどの熱量ではない。あやみは、電子書籍が好きではなく、本は紙媒体が最高という考えだ。家には本棚が3つもあり、どれも漫画や小説DVDで埋め尽くされている。
そんな趣味の彼女なので、コスプレもたまにする。学生の頃はサークルに入っていて、けっこう本格的にコスプレをしていたが、卒業後はたまにする程度だった。妊娠してからは、一度もしていない。

学生の頃のあやみとは、まだ交際していなかった。僕はスキーサークルで、どちらかというと陽キャな人に囲まれていた。アニメ漫画サークルのことは、正直少し低く見ていた。でも、共通の友人がいたので、面識はあったしその友人と一緒に3人で食事をすることもあった。
その頃の彼女は、黒縁眼鏡のパッとしない感じの女性だった。コスプレしている姿を見たことがなかったので、オタク女子というイメージしか持っていなかった。
それでも、よく見るとメチャクチャ整った顔をしているなと思った記憶があるが、当時僕には恋人もいたので、あやみを女性としては意識していなかった。
「かずくんも、カッコいいよ」
あやみは、そんなことを言ってくれる。お世辞みたいに感じるが、あやみは本気でそう思ってくれている。人の好みはそれぞれだと思うが、僕はあやみの好みにマッチしているようだ。
息子も、まだ単語の羅列程度だが、楽しそうに話しかけてくれる。可愛い嫁に、可愛い息子……最高の人生だなと思った。

会社に行き、仕事をこなす。エレベーターの保守をする会社なので、同じような毎日だ。僕は、システムの方のエンジニアなので、肉体的には楽だ。システムの保守も、基本的にはそれほど複雑なことはなく、だいたい毎日定時に帰れる。収入としては意外によく、仕事内容から考えると貰いすぎな気もするくらいだ。
昼時、友人の吾郎に誘われてソバを食べた。少し早めの食事なのでまだ空いていた。吾郎は、見て一発でわかるくらいのオタクだ。ルックスとしては、悪くない方だと思う。でも、絶妙に外した服装や髪型、眼鏡なんかも含めると、陰の者という雰囲気が漂っている。
それでも話は楽しいし、性格も良い。一緒に食事をしていて、とても楽しい。ちなみに、学生時代のあやみとの共通の友人というのが彼だ。言ってみれば、僕とあやみのキューピットだ。

「そう言えば、あやみちゃん、コスプレ復帰はしないの?」
吾郎は、ソバ屋なのにうどんを食べながら聞いてきた。こういう所も変わっているなと思うが、個性的だとも思う。特に予定はないみたいだよと伝えると、
「そっか、あやみちゃん、手足が長いし綺麗だから、メチャクチャコスプレ映えするのに。もったいないな」
と、残念そうに言う。そう言えば、いまだに彼女のコスプレ姿を見ていないことに気がついた。写真とかもあるはずだが、見ていない。彼女に興味がないと言うことではないが、コスプレとかに少し抵抗感がある。オタク趣味の究極……みたいな印象だ。
でも、なぜか今さら強く興味を覚えてしまった。写真あるの? と聞くと、
「あるよ! って言うか、見たことないの? マジで? 夫婦なのに?」
と、かなり不思議そうな顔で言われた。うなずくと、
「マジか……ほら、これ」
と言って、スマホを見せてくれた。スマホの中には、あやみがいた。コスプレ……と言っても、僕の知識では何のキャラか不明だ。ウイッグをつけてメイクもしたあやみは、ビックリするくらいに美しく見える。でも、微妙にポーズが固いというか変だ。緊張している? あやみらしくて可愛らしいと思った。
基本的に、露出が少ないキャラばかりだ。なんとなく、コスプレというと、おっぱいを強調しているイメージだった。そもそもあやみは胸が小さいので、強調するベースもない……。

「今、エルフブームだからさ、あやみちゃんにピッタリじゃん」
吾郎は、かなり残念そうだ。僕は、写真を見たことで興味を刺激されてしまった。あやみは、サークルの時はどんな感じだったのかと聞いた。
「う~ん、姫かな? 今どきの言い方だと。あやみちゃん、可愛いし性格良いからさ」
吾郎が懐かしそうに言う。確かに、あやみはモテただろうなと思った。彼氏とかはいたの? と聞くと、
「えっと、あれ? なんで知らないの? 元彼のこととか、聞いたりしないの?」
吾郎は、少し動揺が見える。ちょっとイヤな感じがする。何かあったのだろうか? あやみに、元彼のことを聞いたことはない。気にはなるが、聞いても仕方ないと思ってしまう。あやみも僕の元カノのことは聞いてこないので、お互い様だと思っている。

「彼氏はいなかったよ。少なくても、俺は知らない」
吾郎は、少し歯切れが悪い気がする。でも、なんだろう? 気になるが、色々とあるあやみの写真を見続けた。考えてみれば、吾郎のスマホの中にあやみの写真があるのはちょっとモヤモヤする。嫉妬に近い感情かもしれない。
「写真、いる? 転送しようか?」
吾郎はそんなことを言う。でも、それは断った。正直、欲しいと思った。想像以上に似合っていたし、綺麗だからだ。でも、吾郎から貰うのもなんか違うと思った。
仕事を終えて帰宅すると、シチューの良い匂いが漂っている。とても美味しくて、テンションが上がる。美味しいと褒めると、
「へへ、嬉しいな。ちょっと、頑張ってみたんだ」
あやみは、嬉しそうに笑う。家では眼鏡をかけているので、真面目女子という感じだ。メイクもほぼしていないので、より野暮ったく見える。でも、充分すぎるほど美しいと思う。さっきコスプレの写真を見てしまったので、そう思ってしまうのだと思った。

そして、コスプレはしないの? と聞いた。
「え? うん。まだ無理かな? まーくんが幼稚園に通い出してからだと思うよ」
あやみは、不思議そうな顔で言う。僕がコスプレのことを聞いたことに、驚いたのかもしれない。色々と聞きたい事はあるけど、結局聞かずにおいた。それにしても、吾郎の態度だけが気になる。なんか、あやみの男関係で、言えないことがあったのだろうか? ただ、どちらにしても過去のことだ。気にしても仕方ない……。
コスプレの写真を見たせいだと思うが、無性にあやみを抱きたくなっていた。就寝時、彼女を抱き寄せてキスをした。予告もせずに始めたことに、申し訳ない気持ちになる。色々準備もあるはずだ。でも、あやみは嬉しそうに舌を絡め始めてくれた。
あやみは、自分からお誘いはしないが、僕が誘うと絶対にOKしてくれる。セックスそのものも嫌いではないと思うが、僕があやみを抱きたいと思う気持ちが嬉しいみたいだ。
パジャマを脱がせていくと、あやみは慌てて部屋を真っ暗にする。いまだに恥ずかしがるので、羞恥心が相当強いみたいだ。でも、そのわりによくコスプレなんかをしていたなと思ってしまう。

真っ暗にしていても、外の光も僅かに入ってくるので、完全に真っ暗にはならない。あやみの表情もわかるし、身体も見える。すぐに彼女の小ぶりな胸を揉むと、可愛らしい声が響く。あやみは、身体は敏感だ。そして、揉んでいて思うが、妊娠前よりもかなり大きくなった。さすがに巨乳と言うほどではないが、大きめと言っても差し支えはないかも知れない。
ただ、身体も肉付きがよくなっている。おそらく、今は45キロではないはずだ。でも、僕には今の身体の方がずっとずっと良い。抱き心地がよくて、最高の身体になってくれたと思うくらいだ。

乳首を舐め始めると、母乳が少し出た。なんとなく、息子のものを横取りしているような罪悪感を感じる。でも、不思議なほど興奮もしてしまう。
「んっ、うぅ、気持ちいいよ。かずくん、大好き」
あやみは、気持ちよさそうな声で言う。固くしこった乳首を舐めていると、あやみの声は大きくなっていく。でも、あえぎ声は小さい。アダルトビデオみたいにあえぐことはなく、いつも控えめだ。
それでも感じているのはわかるし、息遣いが荒くなっているのがドキドキする。もっと感じさせたいと思いながら、舌と指で乳首を責める。でも、あやみはどうしてもあえぎ声をあげてくれない。
僕は、そのまま彼女のクリトリスを触り始めた。
「ダ、ダメぇ。恥ずかしい……もう、入れて欲しい」
あやみは、恥ずかしそうに声を漏らす。でも、いつものことで、ダメと言いながらも抵抗はない。むしろ、脚は少し拡がった。そのまま固くなったクリトリスを触り続けると、さらに固くなってきた。
「うぅっ、んっ、あっ、うぅ、気持ちいい……かずくん、気持ちいいよぉ」
あやみは、とろけた声をあげる。いつまでも、可愛い女の子みたいなリアクションだ。そんなリアクションに、ドキドキさせられてしまう。

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