私は、あやみの言葉が聞こえているのに、意味が理解出来なかった。まるで、白痴にでもなってしまったように、あやみの言葉が素通りしてしまった。
「どうする? 出来てたら」
あやみは、無表情で聞いてくる。でも、私のペニスをしごく手は止まらない。私は、震える声で本当に危ない日だったの? と聞いた。画面の中のあやみは、野太い声が入り混じるあえぎ声をあげている。こんなに気持ちよさそうにあえぐあやみを、見たことがない。
「ううん。たぶん大丈夫な日だよ。でも、100%とは言いきれない日」
あやみは、自信がなさそうだ。そんな日に避妊なしでセックスをしてしまうなんて、あまりにも迂闊だと思う。
「あれ? 固くなったよ。なんで興奮したの? 赤ちゃん出来ちゃった方が、良いの?」
あやみは、からかうような口ぶりだ。私は、そんなことはないと否定した。
「ウソ。だって、イキそうになってるよ」
あやみは、楽しそうに言いながら手コキを続ける。確かに、私は射精寸前だ。でも、なんとか堪えながら画面を見つめる。
画面の中のあやみは、健吾くんに膣奥を突かれ続けている。大きなペニスが出入りするのを、カメラはしっかり撮している。
あやみが、あえぎながら撮影を続けていると思うと、不思議な気がする。ハメ撮りで、女性の方がカメラを回すのは珍しいのではないか? そんなことを思いながら、必死で射精を堪え続けた。
「あやみさん、気持いいですか?」
健吾くんは、あまり余裕のない顔で聞く。カメラは、そんな彼の顔を映している。
「気持いいわ。健吾のおチンポ、ずっと奥に当たってる。気持ちよくて、もう無理。イッちゃう。うぅっ、アンッ、イクっ、イクっ、健吾、イクぅっ!」
あやみは、切羽詰まったような声で叫ぶ。
「健吾くん、童貞だったのにすぐ上手くなっちゃったよ。奥に当ててくるから、すぐイカされちゃった」
あやみは、私を挑発するように言いながら手コキを続ける。最高に気持いいし、すぐにでもイッてしまいそうだ。
「どうしてこんなに興奮してるの? 私が健吾くんとエッチするの、嬉しいの?」
あやみは、やっぱり手コキをしながら聞いてくる。私は、素直に興奮してしまうと答えた。
「知ってる。いつもこんなに固くなることないもんね。でも、本当に健吾くんと一緒になるって言ったら、どうするつもりなの?」
あやみは、ドキッとすることを言う。私は、少し考えた後、どうすることも出来ないと答えた。実際、あんなにも感じるあやみの姿を見て、勝ち目がないと思ってしまっている。
「諦めちゃうんだ。じゃあ、健吾と一緒になろうかな?」
あやみは、挑発的に言う。そして、ズボンと下着を脱いでしまった。すぐに脚を拡げて膣口を見せてくる彼女……。風呂に入ったのに、ヌラヌラ濡れて光っている。
「ここ、いっぱい舐めてもらったよ。パパ、全然舐めてくれないでしょ? 凄く気持ちよくて、凄く嬉しかった」
あやみは、クリトリスを剥き出しにしながら言う。包皮から飛び出たクリトリスは、とても大きく見えた。言われるように、私はあまりクンニをしない。なんとなく、汚いと思ってしまうからだ。
なので、こんなにマジマジと膣周りを見たことがない。あやみのクリトリスは、やっぱり大きく見える。元々このサイズなのか、元彼の影響で大きくなったのかはわからないが、かなりのサイズのような気がする。
「見てて……」
あやみは、少し緊張した声を出した。すると、すぐに膣から白いモノがあふれ出てくる。ドロッとした粘度の高い白いモノ……どう見ても精液だ。
「私を妊娠させたかもしれない精液だよ」
あやみは、震えるような声で言った。その瞬間、私は爆発的に射精をしてしまった。
「キャッ、ウソ、なんで?」
突然の射精に、あやみは呆然としている。本気で驚いたような顔だ。私は、荒い息遣いでゴメンと謝った。
「フフ、興奮しすぎだよ。自分の奥さんのアソコから他の人の精液が出たの見て、そんなに興奮しちゃうんだね。ヘンタイみたい」
あやみは、からかうような口調だ。ヘンタイみたいではなく、ヘンタイそのものだなと思う……。私は、どこかおかしくなっているのかもしれない。
「健吾、好きっ! キスしてぇっ!」
イヤホンからは、あやみの絶叫が聞こえ続けている。健吾くんは、あやみを抱きしめてキスをしている。その上で、激しく腰をぶつけるように振っている。
最初のぎこちない動きと比べると、まるで違う。スムーズで力強い。あやみは、しがみつくようになりながら叫んでいる。いつの間にか、カメラはベッドに置かれているようだ。
横からのアングルで二人を撮している。でも、全身は撮し切れておらず、上半身のアップの状態だ。
激しいキスを続ける二人。あやみは、何度も好きという言葉を口にしてしまっている。健吾くんも、好きだと言いながら腰を動かし続けている。
どう見ても、恋人同士のセックスみたいだ。もう、私では勝ち目がないように見えてしまう。
「好きっ! 健吾、もっと奥まで突いてっ!」
あやみは叫ぶ。すっかりと、奥の快感を思い出してしまったみたいだ。私とのセックスでは、刺激されることがなかった場所……元彼とのセックスをすっかり忘れていたはずなのに、完全に思い出させてしまったようだ。
「好きです。ずっと好きだった」
健吾くんは、気持ちをこめて言う。でも、それは童貞ならではの錯覚だと思う。彼ぐらいの男なら、いくらでも良い相手が見つかるはずだ。
「私もよ。ずっと好きだったわ。抱いて欲しくて、誘惑してたの」
あやみは、そんな告白をする。私に言っていたこととは全然違う説明だ。私は、思わずあやみを見た。
「ゴメンね、抱いて欲しくて誘惑してたの。私のこと思いながら、オナニーしてもらいたかったの」
あやみは、罪悪感を感じているような顔だ。私は、あやみはオナニーしてたの? と聞いた。
「してたよ。健吾に抱かれるの想像しながらしてた。パパとエッチしてるときも、考えてた……」
あやみは、そんな告白をした。私は、嫉妬心に駆られ、すぐにあやみに覆い被さった。そして、健吾くんの精液が溢れる膣に、そのまま挿入した。
「うぅっ、固いよ、いつもより固くなってるよ」
あやみは、嬉しそうに言う。でも、画面の中の彼女と比べると、全然感じていないように見えてしまう。
私は、激しく腰を振り始めた。射精した直後なのに、自分でも驚くほどに勃起している。私の腰の動きにあわせて、精液が溢れ出てくる。
お風呂で流さなかったのだろうか? まるで、わざと流さなかったと思うくらいに、次々に溢れてくる。私は、夢中で腰を動かし続けた。
あやみの膣中の精液を、全て掻き出したい一心で腰を振った。もの凄く気持いい。あやみの膣も、いつもと違うように感じる。単に、コンドームをつけていないからかもしれないが、うねる感覚と絡みつく感覚が生々しい。
あやみも、興奮しているみたいだ。この異常なシチュエーションで、興奮してしまっているみたいだ。イヤホンからは、まだあやみの悲鳴のようなあえぎ声が聞こえてくる。
彼は初体験のはずなのに、まだ射精しないのだろうか? 私なら、とっくに射精してしまっていると思う。実際、もう射精しそうだ……。
「固くなってきた。パパ、出そうなの? 早く出さないと、手遅れになっちゃうよ」
あやみは、煽るように言う。私は、焦った気持ちになりながらも、ついさっき射精をしたのでまだ射精感は湧かない。でも、興奮は限界近くまで高まっている。
自分の妻の膣から溢れ出る他人の精液に、信じられないくらいに興奮してしまう……。
すると、イヤホンから健吾くんの余裕のない声が響いてきた。
「出る……あやみ、出るよ」
「出してっ、中に出してっ! 健吾、好きっ!」
あやみは、健吾くんにしがみつくようにして叫んでいる。33歳のあやみが、22歳の彼に本気になっているようにしか見えない。
「好きだっ、あやみ、愛してるっ」
健吾くんは、叫ぶように言うとキスをしながら射精を始めた。あやみは、抵抗するどころか彼にしがみつきながら舌を絡めている。
「いっぱい出てるよ。ドクドクしてる。赤ちゃん出来ちゃったかもね」
あやみは、優しい口調で言う。健吾くんは、少し動揺しながらも、
「責任取ります」
と言った。どこまでも真剣な顔で、心の底からそう思っているみたいだ。
「フフ、駆け落ちしちゃう?」
おどけたように言うあやみ。でも、彼は真顔でうなずく。二人は、じゃれ合うようにキスをしたり抱き合ったりしている。セックスをしたり、中に出されたりしている光景もショックだが、こんな風にじゃれ合っている姿を見るのもショックが大きい……。
私は、そんな光景を見ながら夢中で腰を振り続けた。
「どうする? 駆け落ちしちゃったら」
挑発的な彼女。でも、本気で言っているはずはない。息子のこともあるし、健吾くんの将来を考えれば、そんな無鉄砲なことはしないはずだ。
「そうだね、駆け落ちは出来ないかな。でも、赤ちゃん出来たらどうする? もしかしたら、もう出来ちゃってるかもよ」
あやみは、妖艶に微笑んでいる。私が必死で腰を振っているのに、こんなにも余裕のある態度をされてしまっている……。
健吾くんとのセックス中は、少しの余裕もないような態度だった。態度の違いに、敗北感を感じてしまう。僕は、あやみはどうするつもりなのかと聞いた。
「もちろん、産むよ。それ以外に考えられないもん」
あやみは、きっぱりと言う。私は、そんなのはダメだとしか言えない。
「じゃあ、頑張って。今なら間に合うかもしれないよ」
あやみは、小悪魔の笑みを浮かべながら言う。私は、必死で腰を振り続けた。そして、急速に射精感が持ち上がり、あっけなく射精を始めた。
「出てるね。でも、あんまりドクドクしてないよ」
あやみは、冷静な口ぶりだ。どうしても、画面の中の彼女と比べてしまう……。私は、気持ちよくなった? と聞いた。聞かずにはいられない気持ちだ。
「気持いいよ。でも、健吾の方が気持いい。全然違うもん」
あやみは、きっぱりと言う。酷い言葉だが、その言葉にすら興奮する私がいる……。私は、どうしたら良いのかわからないままキスをした。
絡みついてくる舌の感触に、うめきそうになる。でも、あやみは舌を使うキスをしているのに、私を見つめている。その表情は、とても冷静に見えてしまう。
動画も、いつの間にか終わっていた。あやみの気持ちがよくわからなくなってしまった。いくらなんでも、あやみはのめり込みすぎているように見える。本気で彼に夢中になっているように見える……。
「どうだった? 動画、満足した?」
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